【中学受験】机にダイスキ、からのジェンダー平等。

 
授業中、ある少年が、
面白い話題を提供してくれました。
 
 
「先生、僕の机に鉛筆で、
 
ダイスキ
 
って、書いてあったんですよ」
 
 
「よかったじゃないですか(笑)
学校での君の人気っぷりがわかりますよ。
 
少なくともダイキライって書いてあるよりは、いいよね？」
 
 
「まあ、それは確かにそうなんですが……。
それを〇〇なクラスメイトに見つかってしまって。
 
〇〇Ａ「おい！机にダイスキって書いてあるぜ！」
 
〇〇Ｂ「ほんとだー！書いてある！！」
 
〇〇Ｃ「みんなに言おうぜ！！
それから、ついでに誰が書いたのか、探してやるよ！！」
 
ということになってしまったんですよ」
 
 
「うわぁ……。
平和と言えば平和ですが、
面倒くさいですね」
 
 
「ほんとに〇〇ばかりなんです。
 
だって、「はい！！わたしが書きました！！」って、
絶対にならないじゃないですか？」
 
 
「確かにそうだね。
そりゃあ、言うわけがないよね(笑)」
 
 
「それで、学年全員に聞いて回って、
 
「ごめん！女子全員に聞いたんだけれど、
書いた子はいなかった。
 
もしかしたら、
 
男子か
別の学年かもしれない」
 
とか言っているんですよ(笑)」
 
 
「そっちにいきますか。
たしかにちょっと、〇〇かも……(笑)
 
でも、男子が書いたかもって思ったら、
少し気持ちが悪いですね」
 
 
「まあ、それはたしかに」
 
 
これで、お話もお開き、となりそうになったところ
横で聞いていた女の子のセリフが一閃しました。
 
「先生、そんなことありませんよ！
いまは
 
ジェンダー平等の時代
 
なんですから！！」
 
 
うーん、たしかにそうなのかな？
あれ、もしかして僕、
不適切なことをしゃべってしまっているのかな？
と少し不安に思いました。
 
確かなのは、その女の子の発言に、
教室がどっと沸いたことですね。
 
 
 
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