ある少年とお話している時のことです。
毎日の基礎トレでミスが多いというお話をきき、
数学的素養の高い少年なので、
こんな強気なお話をしました。
「まわりの大人が式を書けとか、
計算をていねいにとか言ってくるアドバイスを全ては聞く必要はない。
暗算で確実に正解できるものは、
式なんて書かなくても、全然かまわない。
ただし、それが答えが合っているなら、のお話だよ。
毎日の基礎トレなんて、9割くらいあてればいいじゃん。
そしたら、何も言われなくなるよ?
ミスを頻繁にしてしまうようなら、
確信の持てない問題はメモをとって式を書いて、
正確に答えられるように、工夫すればいいと思うよ!」
すると彼はその時は、「はあ。まあ…………わかりました」
(えっ、式は結局書かなくていいわけ?
ラッキー☆☆)
というような様子でした。
すると後になって、お母さまからメールをいただきました。
「野球では、
5割でも神。
算数では9割を狙える。
勉強って、
たいしたことない!
と言っています!」
おぉ~。確かに。
そういう見方もありますか。
というか、野球だと3割を超えれば、一流ですね。
まあ、野球と算数は微妙に異なりますし、
例えば一流の打者なら、時速100Kmのボールは9割5分以上、
真っ芯でとらえるでしょう。
ですから、彼にも95%以上を目指してもらうことにしましょう。
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