ある生徒から、問いかけられた質問です。
「先生も、中学受験したんでしょ?
受験して、よかった?」
ストレートな質問です。
その子は素直な気持ちから、質問をなげかけているので、
特に何かを促すということなく、
僕も素直に答えようと思いました。
しかし…………、
寝ている時間以外はすべて、
中学受験に携わる仕事をしているというのに(笑)
一言で考えを伝えるのは、意外と難しいものです。
僕がその場でした答えは、以下のようなものでした。
よかったこと①
受験生としての1年間はがまず、けっこう面白かった。
まずパッと思いつくのはこれです。
僕は5年生の後半からSAPIXに通って中学受験をしたのですが、
塾の授業は学校の授業の10000倍面白かったです。
興味がある科目もない科目もありましたが、
塾の授業は大好きでした。
SAPIX創設時のトップ講師の先生たちは、
しっかり子どもの心を惹きつける授業をしてくれていました。
小学校の授業には心底うんざりしていたので、
受験を目的に教室に通っていたというよりは、
教室に通っていて気がついたら、受験することになっていたような流れでした。
当時は座席は指定制ではなかったので、
仲のいい友達と固まっていておしゃべりしたりしながら、
授業を受けていました。
帰りは21時過ぎになりますから、
友達とジュースを飲みながら、暗い時間に帰るだけでも、
けっこう楽しかったりしませんか?
そういうことも含めてですが(笑)
塾に行くことが好きでした。
そんな気持ちで通える教室の先生でありたい、
と今も思っています。
でも立場上、寄り道はほどほどにしてほしいところですが。
よかったこと②
受験生としての1ヶ月はいい経験だった。
あとは中学受験本番になってみて、
「なるほど、この試験のために1年間準備してきたのか!」
と、本番を経験して初めてわかりました。
僕の受験パターンは
市川→駒場東邦→城北→学芸大附属竹早→慶應中等部→愛光
というものだったのですが、
どのテストも今でもけっこう覚えています。
多くの受験生が試験場に詰めかけて、
合格するのはその中の半分以下。
準備→本番 というつながりをよく理解することができました。
スポーツの大会やピアノのコンクールのような経験を
している小学生にとっては初めてではないのでしょうが、
特に習い事も何もしていなかった自分には、
真剣勝負の場、そのものが新鮮でした。
長くなったので、
続きは次回の更新で!
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