ある女の子が突然口を開き、こんなことを話し始めました。
その子のエネルギーとユーモアが伝わる、とても良いエピソードだと思ったので、紹介したいと思います。
「ちょっと前のことなんですけれど。
小学校のクラスに、男子と女子が両方いる、いじめグループがあったんですよ。
ターゲットにされた子が、かわるがわる何回も泣かされていたんです。
わたしはあんまり関係なかったんですけれど、仲が良かった子が標的にされたんです。
それで。
1人で立ち向かおうと思ったんですけれど‥‥。
被害にあった人とその友達を集めて、あいつらをやっつけに行こう!ってなったんです」
(一同、オォー)
「ほぉ〜、英雄的で、カッコいいねえ。
それでどうなったの?」
「そしたら、いざ行くぞってなったら、そのうち何人かがやっぱり仕返しが怖いって言い出したんですよ」
「なんだか、国際外交みたいだね(笑)
そのグループ、相当怖いんだろうねえー。
うんうん、それで?」
「それにも腹たったんですけど、ここまできたら、みんなで行かないと意味ないなと思って。
それで、わたしが説得したんですよ。
仲間がいれば大丈夫だって」
(一同、オォー)
「ますます、カッコよくなってきたね!!
そしたら?」
「それで、みんなで集まって」
「うんうん」
「先生に言いつけに行ったんですよ!!!」
(一同、爆笑)
「あっはっは。
結局、先生に言いつけるだけなの!?」
「うん、まあ最後はそういうことになったんです。
ただ、そのグループは先生にめちゃくちゃ怒られて大人しくなったんですよ。
それで、怒られた時の情けない姿を見ていたから、もう怖くない、今度またいじめ始めたら、みんなで戦おうってことになっているんです」
「素晴らしい。
いい話だね、それは!!
聞けてよかったよ!!」
担任の先生、グッジョブですね。
僕は「言いつける」という行為そのものがあまり好きではありません。
WIsardは個人で勉強している環境なので、そういう場面はほとんどないのですが、何かを言いつけられたとしてもほとんどの場合は無視します。
「先生〜、〜君がじゃがりこ食べてます!」
(Wisardはスナック菓子は禁止です)」
「君には、関係ないでしょ!」
「先生〜、〜くんの足がわたしのイスに当たってます!」
「そんなことは自分の口で言って、解決しなさい!!
いちいち先生に言わなくてもいいから!!」
のような感じ。
ですが、今回のケースの場合は、先生がちゃんと力になってくれてよかったですね。
それで、1つ成長できたんですから、自分の力でよい形に持ち込めたんだなあ、と胸がすく気持ちです。
そして、その子の持つエネルギーを頼もしく思いました。
しかし、いつも感じることですが、小学校の先生は本当にたいへんです。
こういうお話を聞くたびに、自分にはとても務まらないと感じるので、勉強だけを教える仕事を選んだのは、正解だったかもしれませんね‥‥‥。
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