チャレンジ圏からの奮闘

Kくんのお父さま(2019年度/海城中 進学)

Wisardの門をたたいたのは6年生の初めでした。
息子はSAPIXでの勉強に行き詰まっており、テストの結果も思わしくありませんでした。
第一志望を海城中学(すでに開成は間に合わなかったためあきらめておりました)と絞っておりましたが、この調子では手の届かない学校でした。
入塾当初は偏差値44程度。
成績表を入塾面談時に阿部先生にお見せしたときは、
「この成績から、かつて海城に合格できた子はいません」
とはっきりとダメ出しをされました。

入塾するにあたり、息子にその現状を伝え、
「この成績から下剋上を起こそう!
そしてWisardの伝説を作ろう!」
家族でそう意気込んでおりました。
入塾してからは、WisardではSAPIXの復習をしてもらえ、それが非常に分かりやすく、
(実際Wisardに行くのは理解ができるから楽しい、と言っておりました)
すいすいと習得していきました。
特に算数の伸びはすごく、親としてもびっくりしておりました。

12月になって最後のサピックスオープンでは偏差値52.6。
海城中は合格可能性50%。
合格可能圏とはいえ、まだまだ不安が残る結果です。
やることはやってきたので、あとは過去問をやりつくすのみ。
海城中は社会の問題が独特で、最初はほとんど記述が書けませんでした。
しかし過去問を解いていくうちに慣れてきて、記述をすべて書きつくすことができるようになりました。
過去問を解いていくと、相性がよく意外と点数が取れていることが多く、これなら海城中の合格ラインにこぎつけられるかもしれないと思ってました。


1月のすべり止め校も無事合格し、いよいよ本命の本番になりました。
2/1は午前海城中・午後巣鴨中算数選抜。
試験当日の朝は
「難しくても最後まであきらめるな!
難しい時は皆が難しいんだから、あきらめた子がその学校をあきらめることになるぞ!」
と声かけをして見送りました。
試験が終わり、調子はどうだったか聞くと、まあまあかな、とのこと。
当日夜に巣鴨算数選抜の発表があり、まず合格を頂きました。
翌2月2日、海城中の発表をパソコンの前で家族全員で見守りました。
そしてカウントダウンを行い「結果を見る」というボタンを息子が押しました。

【合格おめでとうございます】

文字を見た瞬間、皆で「ヤッター!ヤッター!」雄たけびを上げ喜びあい、今まで頑張ってきたことを思い出し、感極まって涙してしまいました。


あきらめなければ成し遂げられることを、息子は証明してくれました。
伝説を作るぞ、という意気込みを胸に頑張ってきた努力が報われた結果が出ました。
Wisardでの指導がなければここまでたどり着けなかったので、ただただ感謝しております。
そして何よりがんばった息子の努力をたたえてあげたいと思います。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

2月1日の入試を終え、2月2日の合格発表をご家族全員でご覧になり、合格を喜びあった場面。
最高ですね。
人生はそういう瞬間のためにある、と言いたくなります。

初めてのWisardの個人面談にご夫妻でいらっしゃった時のことはよく覚えています。
志望校として海城>巣鴨が挙がっており、成績は一見して2月1日の海城受験までたどり着けるとは限らないものでした。
ですから、「かつて合格した生徒はいない」は少し言い過ぎなのですが(笑)、かなり厳しいお話をいたしました。

そこから学習内容を整理し、完全に定着していない内容を身につけると、それを土台に考えられる生徒に成長しました。
算数は早い段階で文句なしに合格ラインを突破し、自信をもって送り出せる状態に。
あとは、かなり怪しかった他の科目をどれだけまとめられるかでした。
10月くらいからの授業では、
「これはいける!
算数はまちがいなくいける!
理科と社会をとにかくやること!
国語は授業中に集中すればいいから!!」の一点張り。
良く頑張ってくれた生徒です。
またご家族で喜びあえる瞬間がくることを願っています。

阿部

2019年