受験の思い出

Hくん(2019年度/本郷中 進学)

僕は6年生の5月からWisardに入りました。
ぼくはその頃スランプになっていて、友達からの紹介でこの教室を知りました。
正直僕は気が強いタイプで、相性が合う先生がいるのかどうかが少し気になっていました。
しかし、この塾の阿部先生や畠中先生は誰とでも話をしてくれ、勉強をより理解をすることができるようになりました。
そのおかげで得意だった算数は点数がアップし、苦手だった国語は文章がよみとれるようになりました。
また、9月に入ると上から2つ目のクラスに入れてもらい気合いが入るようになりました。
しかし、ぼくは算数の場合の数や立体切断、国語では漢字やことわざがとても苦手でした。
それをわかってくれたからなのか、Wisardではオリジナルのプリントを作ってくださり、少しずつ克服することができました。
また授業でも、友達と笑って楽しむこともできました。


そして受験が始まりました。
1月校は、1勝1敗とぼちぼちの結果でした。
2月は1日から3日までが特に重要です。
ぼくもこの3日間は大変でした。
しかし結果は思ってもいなかった結果になりました。
それは、1勝3敗という屈辱的な結果です。
これには家族も先生も驚いていました。
そして嫌なムードのまま4日をむかえ、結局は落ちてしまいました。
ぼくはこの結果に納得できず5日を受けました。
かなり手応えがあったので、ただ合格を祈りました。
その時ばかりは家族全員で結果を見に行きました。
そして無事合格していました。
これにはWisardの先生も喜んでくれました。

後輩のみなさん、今頑張れば必ず結果はついてきます。
ですから、Wisard生として合格をつかみとってきてください。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

中学受験で、君はほんとうに多くのことを学んだのではないかと思います。
2月で合格をもらえなかった学校について、僕は本気で受かると確信していました。
むしろ、合格をまったく疑っていませんでした。
だから、かなり慎重なタイプの先生にも関わらず、君の受験については常に強気でした。

頭もいいし、科目バランスもいい。
自宅ではまったくもって勉強しないが、必要なことは授業中に覚えてしまう暗記能力はある。
そして、とても緊張するような性格ではない。
合格する要素が揃っていました。

それなのに本番では、自分でも「屈辱的な結果」と思うくらい、苦しい思いをしたはずです。
原因はたぶん、なめてかかったことです。
直前の準備と本番において、本当にこの勉強の仕方でいいんだろうか、この選択肢でいいんだろうか、なにかウラがあるんじゃないか、という臆病さがなかったのではないかと思います。
君を合格に導けなかったことは、Wisardの先生たちにとって悔しくてたまらない、忘れられない痛恨事でした。


ですが、そこから学んだこともあるのではないかと思うのです。
2月5日の本郷の入試は、本気で後がないと思い、あらん限りの力を尽くしたはずです。
発表の掲示板に自分の番号を見つけた時、報われたような気持ちを持ったはずです。
喜んでくれる家族がいたはずですし、自分に実力がちゃんとあることが感じられたはずです。
そして安心する一方で、2月前半の悔しい思いを、胸の奥では忘れてはいないはずです。

もしも君が何の力ももたない少年であったら、たぶん不合格を食らったことは、あえて書きません。
ですが、君であれば、「この経験を活かして、すごいヤツになるんじゃないか」という期待を持っています。
適当に流しても、どんなことでも人並以上にできる子であることは、1年間見てきてよくわかっています。
そして、本郷中高での6年間はきっと君を大きく成長させてくれます。
本気でやりたいことを見つけ、それに全力を注ぐ期間をもってください。
10年以内に、ぜひWisardに連絡してください。
いつでも歓迎します。

阿部

2019年