2020年度に書いた、
「言うようになった生徒」の記事
昨年度、こんな記事を書きました。
【中学受験】言うようになった6年生。銀英伝の続きが読みたい。
よけいなおしゃべりをしない生徒が、
ピリッとスパイスのきいたことばを、
サラっと口にした時の空気を残しておきたくて書いた記事でした。
(ちなみにこの彼は中学入試を全勝。
御三家を蹴飛ばして、悠々と進学していきました)
何気ない会話の一瞬の面白さを文章にすることは、
とても難しいです。
それまでの流れ、のようなものもありますし。
ちょうど今日もそんなことがあったので、
記事にしようと思います。
字が小さすぎる生徒に……
5年生の授業中のことです。
僕は算数の先生として、
基本的に数字や図、式は見やすく書くようにという方針で教えています。
基本的に、年齢が進むにつれて字は小さくなる傾向があるので、
大きく書くこと=いいこと
とは必ずしも言いきれません。
大人でデカい字を書く人はあまりいませんよね?
ただ、小学生は自分の考えを整理するメモとして、
ペンを走らせる場面がほとんどなので、
自分で見やすく書くことがプラスだと考えています。
さて、たまたま前後に並んだ女の子が2人そろって、
かなり小さい字を書いていました。
もともとどちらも字は小さい方でしたが、
最近はさらにその傾向が増してきたなと感じていました。
ちなみに2人とも笑顔は多いものの無駄口はそれほどないほうで、
「~~したら?」
「はい、わかりました!!」
的な会話がほとんどの、とても礼儀正しい生徒です。
今日の授業ではあまりに字が小さいので、思わず。
「なんだこりゃぁ~~!!
こりゃ、虫メガネがなければ読めないね!!」
とチクリと言いました。
別に絶対に大きく書きなさい、という意味ではなく、
ちょっと意識しておいてほしい、程度のことばです。
素早く、いい返事が返ってきました。
これも成長です。
すると、その一人が口を開いて、
何気ない口調でこう言いました。
「わかりました。
じゃあ、
来週は虫メガネを
持ってきますね!
字は大きくするつもりはないので!!」
「…………!!!」
皮肉を皮肉で返す、高等テクニックです。
あまりに鮮やかに返ってきたので、
一瞬何を言われたのかわかりませんでした(笑)
「はい!わかりました!」時代はもう終わった模様ですね。
いい度胸です。
これも成長の一端。
これからほんとうに大切な部分で、
どんどん伸びていってほしいと思っています。
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