【中学受験】お母さんの真実を知ってしまった。

 
授業中、ある少年が口をひらきました。
 
「先生。
ボク、お母さんの真実を知ってしまったんですよ」
 
いきなり何を言い出すのかと、
この時点で、すでに笑いそうになります。
しかし、ここでコロナウィルス対策が力を発揮。
マスクをしているので、表情はわかりません。
 
「真実ってなんですか？
僕が聞いていいことなら、聞きますけれど」
 
 
「昨日なんですけど。
夜、ソファで本を読んでいたですよ。
それで、すごくいいところにさしかかったところで。
 
お母さんに早く寝なさいって言われて、
すぐ布団へ行かされたんですよ」
 
「いいじゃないですか。
確かに面白い本を読んでいて、
中断するのがイヤなのはわかるけれど。
 
僕が保護者会でしゃべる時なんて、
 
子どもは早く寝させてください！！
 
しか言わないくらいだから、大切なことなんだよ」
 
 
「でも。
まだ続きがあるんですよ。
それで、お母さんはこれから新しい資格の勉強する、
って言っていたんです」
 
「あぁ、確かに。
お母さまは試験を定期的に受けているって聞いたような気がする」
 
「それで、本当かよと思って、
洗濯機の陰に隠れていたんですよ」
 
「え、夜中にそんな、
忍者みたいなことしていたんですか(笑)
その絵を思い浮かべるだけで、ちょっと面白いんですけれど」
 
 
「そしたら、お母さんは僕が寝そべっていたソファに、
同じように寝そべって。
スマートフォンばっかりいじり始めたんですよ！！
ズルくないですか？？」
 
「うーん、まあそれは確かに。
でもメールを返信したりしてから、
きっとお母さん、勉強頑張ったんだと思うよ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ブログの記事になっているということは、
ここでは終わりません。
しっかりオチをつけてくれます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「それがとんでもないんです。
翌朝のお母さん、眠い目をこすりながら、
 
アベブログ、
ついつい最後まで
読んじゃったわ！！
 
とか言ってたんですよ！！
 
先生、
もうブログは
やめてください！！」
 
 
あっはっは。
とにかく、君の話術は最高だよ！！
と大拍手でした。
 
 
 
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