個人面談ででたトピック「オセロ部」
先日、ある保護者の方と個人面談をしている時のことです。
お子さんがかなりオセロが強いということで、
オセロ部が強い中学校を志向している、というお話が出ました。
進学する中学校・高校を選ぶうえで、
部活動がカギとなるケースは、それなりにあります。
大切なのは、その学校に通いたい、合格したいという気持ちを、
ぼんやりとでもいいので、本人がもつことです。
そういったその子なりの理由で志望校が決まるのであれば、
とてもいいことだな、と感じていました。
そして、その日の帰り道。
今日あったことを反芻していたところ、
ずいぶん昔の出来事をふと思い出しました。
その出来事を書こうと思います。
学生食堂にてオセロ
たしか大学１年生の頃だったと思うのですが、
お昼どきに学生食堂でのことでした。
僕と友人のＡくんが食事を終えた時のことです。
Ａくんがカバンからオセロのボードを取り出し、
オレ、オセロ強いんだよねと言い出します。
僕はわざわざ大きなボードをカバンに入れてきた彼に半ば呆れ、
正直気乗りしませんでしたが、１回だけお付き合いしました。
そして、コテンパンにされました。
（僕はこういうゲームはオセロに限らず、
ほぼ全ての種目で非常に弱いです）
そこで、隣の隣の席くらいに座って食事をしていた顔見知りのＣくんに、
代わりにやってくれ、と声をかけました。
すると彼はハンバーガーを食べながら頷き、
僕の代わりにオセロをプレイしたのですが……。
ハンバーガーを食べながら淀みなくオセロのコマをおいていく彼。
気がつくとＡくんの表情が真剣そうになっていきます。
１分後の盤面を見るとすべての石が、Ｃくんの黒になっていました。
（いま調べましたが）パーフェクトゲームというそうですね。
いつの間にか僕のほかにもギャラリーがいて、
Ｃくんの腕前にみんなで拍手喝采でした。
全然興味なさそうにハンバーガーを食べていたのに、
ギャップがあって、すげえ！！ってなりますよね。
聞いてみると、Ｃくんは中高では大会にも出ている経験が
あるようなプレーヤー、ということでした。
ハリウッドの映画で、ただのオジさんだと思ってナメていたら、
実は特殊部隊出身のCIAエージェントだった！！
ヤバい、強すぎる！！！みたいなお話ってよくありませんか？
リアルで、そういう感じがしました。
その子へアドバイスするとしたら
Wisardの生徒の彼には、どんなに上手になっても
オセロ部の人以外にはあまりオセロが強いということを
言わないように助言したいと思います。
いつか、こんな場面が来るかもしれないですから！！(笑)
その中学校とは？
その少年はその中学校を狙う力は十分にもっているように感じていますが、
このブログでいきなり全国のオセロ少年がその中学校に押し寄せても困るので、
一応秘密にしておきます。
そういえば、そのオセロ部が強い中学校に２年前に送り出した生徒は、
オセロではなく将棋が好きで、
将棋部に入ると言っていましたね。
ボードゲームが好きな子が多いカラーなのかもしれません…………。
こんど在校生に聞いてみようと思います。
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