【中学受験】ビッグニュース!SAPIXの先生が○○○○○に就職していた。

 
春期講習中、4月1日のことです。
 
6年生の少年が、僕の顔を見るなり、
満面の笑みで話しかけてきました。
 
彼は常にあらゆることを面白く受け止めるような、
何事にも前向きな少年です。
 
「先生、ビッグニュースがあるんですよ!!」
 
 
正直、この時点では軽く聞き流すつもりでした。
小学生はいろいろなことを大袈裟に話す部分もありますから…………。
 
「ビッグニュース?
いったい、なにごとですか?」
 
そう苦笑いしながら尋ねると、
予想の斜め上をいく、強烈なお返事が返ってきました。
 
 
「それがほんとに、驚いたんですよ。
 
まず、SAPIXの社会の先生に、
○○先生っていう先生がいたんですよ」
 
 
「うんうん、それで?」
 
「それで、昨日TVのニュースを観ていた時のことなんですけれどね」
 
「ほうほう。
えっ?テレビですか?」
 
いきなり関心度がMAXになりました(笑)
 
 
「昨日は4月1日で、
新社会人の入社式とかがある日じゃないですか」
 
「うんうん、確かに」
 
「それで、
 
その○○先生が、
○○○○ーの新入社員として、
ニュースの取材を受けて、
抱負を話していたんですよ!
 
 
う~ん、アルバイトの先生
だったんですねえ~!!

 
 
あっはっは。
これにはほんとに爆笑。
腹筋がよじれそうでした。
 
TVを観ていたサピの先生が新社会人として登場したら、
確かに驚くとは思うのですが、
おかしかったのは、何よりその語り口!!
 
最高です。
 
 
ところで、
 
「アルバイトの先生はいません。
先生は全員専任講師です」
 
というタイプのことを明言している教室もあります。
 
個人的な意見としては、塾選びの際にそれを考慮する必要はないと思っています。
 
 
まず、「専任講師」ということばの定義があいまいなため、
どうしても少しぼんやりしたお伝えのしかたになってしまうのですが……。
 
 
基本的に「専任講師」という言葉は、
「その教室でしか授業をしていない先生」というワードに見えますが、
内情としては、授業・生徒対応以外に、
管理業務もこなす正社員である、ということを指していることが多いです。
 
つまり、「授業以外のこともこなす先生」だけが「授業も担当している」、
という意味合いが強くなります。
 
 
そして、「専任講師以外の先生」には、学生の先生も含まれますが、
管理業務には興味のない、授業に特化したタイプの先生も含まれます。
そういう先生の中には、いくつもの教室で授業を行っている方もいるはずです。
 
 
もちろん経験があるに越したことはないですし、
「塾の先生という業務を一生の仕事としている先生」には、
ある程度の安心感があることは理解できます。
 
ですが、正社員専任講師が必ずしも授業力が高いとはいえない、
ということは間違いありません。
 
また、経験値は低くとも情熱のある先生が技術を身につけながら仕事をして、
生徒に対して高いパフォーマンスを示すことも多い、
ということはずっと感じていることです。
 
それに、
 
「たとえ経験の浅い先生であろうと、
高品質な授業が展開できるように研修・教材作成に力を入れる」
 
という教室の方針も、十分に妥当だと思います。
 
SAPIXがやっていることは、まさにこれです。
 
 
というわけで、
 
習っていた先生がアルバイトの先生だったからといって、
ガッカリすることはないんだよ!!

 
ということが、この記事で言いたいことでした。
 
ちょっとまわりくどかったですかね?
 
 
 
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2 件のコメント

  • 阿部先生 こんにちは。
    今日は寒いですね…

    『経験値は低くとも情熱のある先生が技術を身につけながら仕事をして、
    生徒に対して高いパフォーマンスを示すことも多い、』

    これに、完全同意です!

    2人の娘の中学受験が終わってから思っていたことなのですが、
    算数と理科は少しづつ変わっていく(であってますかね?)問題のトレンドをつかむ必要がある、
    社会は知識のアップデートをする必要がある、
    国語は問題文が難しめになり記述が多くなるくらいの変化しかない(であってますかね?)と考えると、ベテランの国語の先生ほど、ルーティーンで授業をしているんじゃないかと考えます。

    だから、国語の先生は、本を執筆したり、メディアに出たりといろいろ出来るし、いろいろしたくなっちゃうんじゃないかとも思います。

    それなのに、ベテランだからとお高い授業料をお支払いしなければならないというシステムが成立していることが許せません。。。

    ではでは。

  • >2581さん

    国語の先生が努力をしなくていい、ということはまったくないと思いますが……。
    特定の方に思うところがおあり……なのかもしれません(汗)

    科目に関わらず、いい先生の条件としては、経験ももちろん大切ですが、
    情熱を持ち続けることができるかどうかが、すごく大きいと思います。
    一時的に熱中することは誰にでもできますが、
    その心を持ち続けることは簡単ではないんですよね。

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