【中学受験】とっておきの開成のお話(前編)

 
今回は、いつか文章にして残しておきたい、と前々から思っていたエピソードのことを書きたいと思います。
あまりにタイムリーすぎると個人が特定されてしまったりしそうなので、長いこと大事にあたためておきました。
 
もうずいぶん時間がたった、かなり昔の話です。
いよいよ実際にこれを書けると思うだけで、とても嬉しいです。
ちなみに、
 
「卒業生が開成に合格しました!!」
 
のようなお話ではありません。
むしろ、完全にその逆です。
 
 
さて。
もうだいぶ昔になりますが、麻布志望の少年をお預かりしていました。
彼は国語力・理解力に優れた生徒でしたが算数だけは弱く、それを強化するためにWisardは算数のみでお預かりしていました。
麻布中学校は入試において、論理的な思考力に加え、読解力・記述力に比重をおいた学校です。
彼は十分に、考える力を備えた生徒でした。
算数さえものになればなんとかなるのでは、という形で6年生の秋までサピックスとWisardを併用して頑張りました。
 
ですが、秋の重要な模試で結果を出すことができず。
合格するどころか受験戦略上、2月1日に麻布を受験することも考えなくてはならないような情勢になりました。
その結果として、中学受験を断念する決断をすることになりました。
 
 
志望校のラインを非常に高く設定して考えているご家庭だったため、やむをえないという判断ではありました。
ただし、なんとかものになってほしいと願っていた生徒だけに、とても残念に思っていました。
そして、ご家庭のご期待にそえなかったことには、不甲斐ない、申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。
 
退室する時は、そのお子さんにもう会うこともありませんでした。
これも、とてもさみしいことなんです。
うまくいった生徒よりも、こういったケースの方が記憶に残るという面も、実際あるのかもしれませんね。
 
 
 
そして数年後。
お昼過ぎのWIsardに、突然の来客がありました。
 
誰かと思えばなんと、成長した彼の姿がありました。
小・中学生にとっての3年というのは、とても長い期間です。
変わっていないと思う反面、大人になったなとも強く感じました。
 
そして口を開き、何でもないことのように話してくれたことは‥‥。
 
「先生、お久しぶりです。
オレも高校生になりました。
 
いま、
開成に通っているんですよ。
すごくないですか??

 
「!!!!!!」
「えっ、マジで!?」

 
その時、教室には僕と国語科の畠中がいたのですが、2人そろってとても驚きました。
思わず「マジで!?」などど口走ってしまったほどに。
 
後編に続きます。
 
 
Wisardの教材サイトはこちらか、右上のリンクから。
6年生向け教材「WISARDNET Tactics」続々発表中!
 
 
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3 件のコメント

  • 開成!!!超~憧れますね!!!好きです。
    電車で西日暮里の前を通るだけでもなぜかソワソワ。
    ペンと剣のマークになぜか気持ちが上がりますね。(笑)
    後編が気になります。早く続きをお願いします。

  • >BBAさん

    あっっっっ。
    すごすぎるペンネームで投稿していただいているので、何とお読みしていいかわからず苦慮しておりましたが、たぶん、どなただかわかりました。
    最近メールをくださらないので、さびしく思っていたところですよ(笑)

  • >BBAさま

    メールありがとうございます。
    ちゃんと予想は合っていました。

    いえ、ぜひ控えないでください。
    コメントを続々とお待ちしておりますよ(笑)

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