中学受験をしてよかったこと(前編)の続きです。
成長曲線が中高一貫校に合っていたこと。
これは個人差があり、いろいろなケースがあります。
自分の場合は、中学3年〜高校1年は全く勉強していませんでした。
成績も劣悪。
部活もほぼ幽霊部員。
といって、学校をサボったり、渋谷で夜中まで遊んだりしていたわけでもありません。
そんな発想さえありませんでした。
いま考えると、
「あの時は何をしていたのかな?」
と思います。
というか、何もしていなかったんでしょうね(笑)
ただ、あのもやもやしたメンタルの中では、高校受験どころではなかったようには思います。
中高一貫校の大きな利点である、「受験のない6年間」の恩恵はおおいに受けることができました。
これは全員にあてはまるとは言えませんが、「塾の授業が面白い」と感じる生徒の場合は、その勢いで中学受験してしまうのは、とても良い選択肢だと思います。
(逆に、中学受験向けの授業がつまらないのであれば、無理して中学受験をする必要などない、と心から思っています)
何かに一定期間打ち込んだ後の充実感を味わえたこと。
初めは楽しくて通っていた教室も、いつの間にか受験一色になっていきます。
「今日はどんなことを習うのかな?」
「先生はどんな話をしてくれるんだろう」
といった路線が徐々にズレてきて、
「これができなければ受からない!」
「もっと正確に解け!ちゃんと覚えろ!」
という形になるということです。
これは正直、面白くはなかったです。
ただ、それでも行きたくないと思うことはありませんでした。
それくらい、小学校がつまらなかったということです。
それに、いざ入試が始まってみると、「このために準備してきたんだな」ということがはっきりと感じられました。
僕は2月1日に初めて第1志望校の校舎を訪れるという、いまいちやる気のない受験生でした。
ですが、合格したときの嬉しさはいまでも覚えています。
そして、人生はそういうことの連続でなくてはいけないと思うようになりました。
数学で易しい問題を大量に解いても、難しい問題を考え抜いて解いたときの充実感は、得られません。
何か目標に向かって進み、それを成し遂げる。
でもそれで終わりではなく、次の目標を目指してゆっくり進み始める。
そんな人生が送れたら、それが幸福だという感覚を持つきっかけになったように思っています。
最後に
人生において、
いつまでも飽きない夢中になれる仕事
を見つけることはとても大切です。
僕の場合はそれが算数の先生で、授業をすることをつまらなく感じたことは一度もありません。
そして、中学受験をしていなかったら、それに気づかなかった可能性もあります。
そういう意味では、僕は世界で一番中学受験の恩恵を受けている人間かもしれませんね。
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