【中学受験】算数の学び方。受験生かそうでないかで、どう違う?(前編)

 
9月になりました。
Wisardの平常授業も明日から再開します。
 
今回は6年生=受験生の算数の学び方について書きます。
 
いよいよ入試に必要な内容は全て履修し終え、これから5ヶ月間は演習段階になります。
(プログラムによっては、もう少しの期間は新しい内容が出てくる場合もあります)
学んできた内容を武器に算数のテストと戦い、結果を残していくトレーニングです。
 
といっても、これからいきなり難しい問題を解く必要が出てくるわけではありません。
むしろ逆です。
これからは、もう取り組む問題はほとんど難しくなりません。
ではどこを鍛えていくかというと、精度です。
 
つまり、解ける問題を確実に得点できるようにすること。
何度やっても同じ得点が残せるような処理能力を伸ばしていくこと。
これが受験生としての算数の準備です。
 
さらにわかりやすく言うと、
 
「もう1回落ち着いて解いたら、あと~点とれた」
「ちょっとポカミスしちゃって、~点しか取れなかった。
本当はもっとできるはずなのに」

 
というよくあるセリフが全く通用しない世界になるということです。
 
 
大人と子どもの境界がどこにあるのかというのは、様々な説明があります。
僕は先生の立場として、
 
「過程も評価してもらえるのが子ども。
結果だけで判断されるのが大人」

 
と話すことがあります。
(そういう意味では大学生も、まだ子どもです。
ちなみに、子どもであることは全く悪いことではありません。
結果だけで評価される世界に飛びこむ前の、準備期間であるというだけのことです)
 
 
受験生という立場になると、ご家庭の人はもしかしたら過程も評価してくれるかもしれませんが、基本的には結果のみ。
つまり、ある意味では小学生を大人扱いしなくてはなりません。
子どもであっても大人扱いせざるをえない受験という機会があることは、健康的なことなのかなと思っています。
いきなり大人になることの方が、ずっと残酷なことのように感じます。
 
 
Wisardでも同じです。
算数を面白く学ぶという側面が、もちろん全くなくなるわけではありません。
ただ、考え抜いた結果のファインプレーが評価されることに変わりはありませんが、何でもない凡エラーは冷たく扱われます。
算数の問題そのものの面白さもありますが、それよりは得点がとれるようになる、受験生として準備ができていくことへの充実感を味わうことが前面に出てきます。
合格へ一歩一歩近づいていくのも面白いことですから、今年の6年生もぜひそれを感じながら、算数に前向きに取り組んでほしいと思っています。
 
 
次回、魔方陣を例にしてもう少しわかりやすく説明していきます。
以下のプリントは3年生の教材です。
みなさん、何分あるいは何秒で解けますか?
 

 
 
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