授業が終わり、生徒が次々と帰っていく時間帯のことです。
6年生が高校1年生になったお姉ちゃんを連れて戻ってきました。
「来月から10ヶ月、シカゴに留学に行ってきます!!」
とのこと。
僕はまだ頭が固いというか、旧時代の人間なんですよね。
高2の1学期中間後くらいに戻ってきたら、
数学の履修が〜とか、
高校物理化学いずれかの導入段階が終わってしまっているから、
現役での大学受験に間に合う確率が低くなる、
とか消極的文系になってしまいはしないか、
みたいなことを思わず考えてしまうんです。
そんなことを少しお話して、帰ってきてから勉強を頑張らないとね、みたいなお話をしました。
すると、中3(つまり彼女のちょうど1年前の段階)で留学した生徒は、学年に1人しかいないそうです。
彼女の学年では10人以上。
僕は直感的にリスクを多少なりとも感じるのですが、おそらく誤った感覚なんでしょうね。
このような形で、色々なお子さんのお話を聞くことで、徐々に僕の知識もアップグレードされてはいくことに期待!!ですね。
いずれにしても、新しい世界を見てきてやろうという精神は素晴らしいと思いますし、きっと日本の高校では学べない新たな価値観を身につけて帰ってくるのでしょう。
彼女の頭の良さとやってやるぞというハートの強さは、中学受験生時代を見ていましたらから、よく知っています。
本当に楽しみだと思います。
一方で、大切に育ててきた子どもを送り出すご両親の気持ちも、僕が言うのもおこがましいお話ですが何となくはわかります。
ですから、もちろん10ヶ月の中に帰国する機会はないのでしょうが、メールとかFacetimeくらいはするの?と訊ねました。
すると、
「家族と連絡はしないように言われるんです。
もちろん緊急用の端末とかは持っていますけれど、連絡とかはしないですよ!」
「そっか、そうだよね。
家族は淋しいかもしれないけれど、君はその世界でやっていかなければいけないんだものね」
そう話しながら、ふと気がつきました。
「あれっ!!
ということは、帰ってきたら弟の中学受験がもう終わっているじゃん!
すごい頑張っているよ。
もしかしたら、君の中高の後輩になっているかもしれないし。
もしかしたら、もっと難しい学校に合格しているかもしれないよ。
気にならない?」
そう訊ねると、一瞬間があって、こんな答えが返ってきました。
「うーん、たぶん、
きっと、
忘れているんじゃないですかね??」
この一瞬の間。
姉弟愛を感じますね。
ことばで説明するのは、難しいのですが‥‥。
【中学受験】親子の戦い in the morning からはや3年‥‥‥。
【中学受験】スマートフォンと麗しい兄弟愛。
【中学受験】方向性が真逆の兄弟愛。どちらもマル。
【中学受験】兄弟のW受験、上の子の頑張りを評して‥‥。
【中学受験】受験生へ。妹からのブリザード激励。
【中学受験】弟をサピックスに入れるのはやめてくれ!
兄弟ブログ、実はずいぶんとたくさん書いているみたいですね‥‥。
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