【中学受験】あるお父さんの手記 早稲田中進学!!(後編)(2021中学入試エピソード5)

 
前回の続きです。
 

算数が苦手だった、という記憶がありません

 
お父さまに書いていただいた文章を読むと、
彼がWisardにやってきたきっかけは、
算数の成績で壁に当たったことだとわかります。
 
しかし、今となっては彼が算数が苦手だったということは、
あまりにも遠い昔すぎて、
ほぼ誰も覚えていないのではないかと思うくらいです。
 
成績としては入室してすぐに四谷偏差65近くまではいきましたし、
比較的安定していました。
 
 
6年生になってからは、僕が担当しているクラスではなく、
野村がメインの担当講師でした。
 
そして、授業レポートの内容はほぼ常に、
 
「問題ない仕上がり」
 
「~の論点を補強。それ以外は◎」
 
というものでした。
 
特に早稲田中で出題の多い図形単元には抜群に強く、
これまでに一緒に勉強してきた生徒の中でも、
作図能力はナンバーワンに近い生徒でした。
 


 
※早稲田中学校の入試では、図形は特に重要な単元です。
2021年度も撮影は終わったので、
編集が終わり次第アップされます。
 
 

Wisardの授業で算数ができるようになったわけではありません。

 
ちなみに付け加えておくと、
彼はWisardで算数ができるようになったわけではなく、
もともとよくできていました。
 
初めてお預かりした時から、
早稲アカの授業内容はよく理解しており、
やる気も十分だったのです。
 
唯一、性格的によくも悪くも問題を舐めてかかる傾向が強く、
 
「これはわかった」
「もうカンペキだ」
「オレはわかっている」
 
と判断するのが一瞬だけ、早すぎました。
そこだけ注意して学習したことで、
勉強の仕方が改善されて、結果が出るようになったのです。
 
 

個別の教室にいけば、成績は必ず上がる??

 
「どの個別の教室に行っても、
成績は必ず上がる」
 
という意地悪な格言には、真実が含まれています。
 
 
なぜかといえば、
 
「ご家庭がメインの教室以外を検討するのは、
成績がドン底に落ちたタイミングであることが多いから」
 
です。
 
さすがにそこまで単純化して考えることは難しい部分もあるのですが、
お預かりしてすぐに成績が一気に上がる生徒のケースを見てみると、
もともとよく理解していた生徒が、
テストの得点だけは取れていなかった、というパターンがほとんどです。
 
彼もまさに、そうでした。
すでに十分な賢さを備えており、
成績が上がる準備が万端の状態で、Wisardに現れたのです。
 
 

ほんとうに書きたかったこと。お母さまの作戦。

 
さて、最後に本当に書きたかったことに話を移したいと思います。
 

最初は息子が、次には妻が、そして最後には私、
が阿部先生や畠中先生、Wisardに心を掴まれていたのだと改めて思います。

 
書いていただいた体験記のこのパート。
たいへんありがたいお話なのですが、
実はネタばらしがあるんです。
 
この子のお母さまは、
野球重視のご主人の方針と、
息子さんの中学入試の準備のバランスを、
しっかり考えている方でした。
 
受験が近づくにつれ、
ご家庭全体で第1志望校の合格に向かっていくため、
様々な工夫をなさっていたはずです。
 
 
そのギアを上げていく中での6月の個人面談。
初めてご両親で来ていただくことになっていました。
担当は国語科の畠中だったのですが、
その直前にお母さまから、指令のメールをいただきました。
 
内容は、ザックリいうと以下のようなものでした。
 

主人と一緒に面談にいくことにしたのは、
そろそろ主人にも受験モードになってもらいたいと思っての作戦です。
 
主人は中学受験を反対しているわけではありませんが、
中学受験に対してどこかのんびりしているようなところがあります。
 
算数の先生からも、主人に発破をかけていただきたいのです。
家庭内で受験に対する温度が違うのはよくありません。

 
 
その指令により、僕は個人面談が終わるまで待機しており、
最後に一言だけ、ご夫妻とお話しました。
 
個人面談でしっかり話をつめていましたから、
たしか5秒くらいだけだったのですが(笑)
 
「お子さんは好調です。
受かりますよ!!
ご家庭でも応援してあげてください!」
 
ということだけ、お伝えした記憶があります。
 
そこから半年間、彼はとてもよく頑張りました。
それをサポートするご家庭が1つの方向をみんなで見ていたから、
よい結果に結びついたのではないかと思います。
 
お母さまの作戦通りですね。
 
 

ほんとうに心を掴んでいたのは誰か??

 
つまり、言いたかったことは。
 
Wisardが心を掴むよりまず、
 
お父さまが奥さまに
完全に心を掴まれています!!

 
ということ。
 
ご主人も我々も奥さまの掌のうえで、
踊りまくっていたのです。
 
 
やはり
 
母親最強!!
 
ですね。
 
※お母さま、勝手に書いてしまってすみません!!
どうか、怒らないでくださいね!!
 
ちなみにトップ画像の写真は拾いもので、
映画はみたことありません!!
あしからず!!
 
 
 
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