【中学受験】算数で登場する4と9のないベッド → からのちょっといい話。

 

4と9がない病院のベッド

 
授業中のこと。
以下のような問題を、6年生が解いていました。
 

ある病院では、
 
1・2・3・5・6・7・8・10・11・12・13・15……のように、
数字の4と9が入っている数をとばして、
小さい順に番号がつけられています。
 
この病院の最後のベッドの番号が、100番でした。
この病院にベッドは全部でいくつありますか。

 
低学年の生徒には、書き出しの練習としてもよし、
高学年の生徒にとっては、計算で数え上げる手法の確認ができる、
学習効果の高い問題です。
 
 
どうにか答えにたどりついた少年。
その後で、こんな質問をしてきました。
 
「先生、どうして、
この病院のベッドには4と9がないんですか?」
 
 
時おり、尋ねられる内容です。
確かに、このトピックを聞いたことがなければ、
不思議に思いますよね。
 
「まあ、問題にはあまり関係ないんだけれど。
たぶん、4=死ぬ、9=苦しむ、
だからじゃないですか?」
 
「ふーん、そうなんですか」
 
 

なんと、彼の誕生日が……

 
彼はなぜか少ししょんぼりした様子でしたが、
ここまではよくあるお話。
次の一言に電光が走ります。
 
 
「先生、オレ。
 
誕生日が4月9日
 
なんですけど、
どうしたらいいですか?」
 
「!!!」
 
 
なんと!!
すごい偶然。
この文脈で、まさかその誕生日とは…………。
 
「ま、まあ昔の話だからね。
き、君が気にすることはないよ……(震え声)」
 
少し気まずい雰囲気を感じつつ、
そう話して授業に戻りました。
 
 

気まずい雰囲気を、いいハナシにしてくれました

 
数分後。
 
彼が顔を上げて、
口を開きました。
 
「先生、もう大丈夫です。
 
4は、
 
「しあわせ」の4
 
だってことにします!」
 
「(まさか、ずっとそれを考えていたんじゃないだろうな??)
 
おお。なるほど。
いいね、幸せの4!!
 
じゃあ、9はどうしますか?」
 
「それは、
 
「クルマ」の9
 
ってことにします!!」
 
「えっ?「クルマ」ですか?
どうして車???」
 
大事な友達が車が大好き
 
なので、
「クルマ」にしました!!」
 
「!!!」
 
 
…………。
 
あれ?????
 
なんか、
いい話になっている(笑)

 
友達を大切にする気持ちが伝わってきて、
教室の雰囲気がグッとよくなりました。
これも、彼の人徳ですね。
 
※ちなみに、トップ画像は拾いもので、
映画は見たことありません!!
 
 
 
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