【中学受験】麻布にしか受からなかった少年 Ver.2021 season2(2021中学入試エピソード16)

 

海城2回の不合格は痛恨のはずですが……

 
海城中不合格のご連絡。
ふつうなら、痛すぎる結果です。
 
海城中の第2回入試は、御三家の受験生をふくめ、
力のある受験生が集まる激戦入試。
 
中学入試に携わるようになってはや15年以上、
数々のドラマを目撃してきました。
 
うまい言い方が思いつかないのですが、
とても思い入れのある試験です。
 
(ちなみにとても歴史のある試験で、
僕が中学受験生時代から、この入試はありました。
ただ、合格しそうもないということで、回避しました。
さらに言うと、弟は受験して不合格でした)
 

しかし、余裕を持って結果を聞くことができました。

 
しかし、彼の不合格はさらりと流すことができました。
 
2月3日に合格発表のある、
第1志望校の麻布中に合格していたからです。
 
その時の会話はその瞬間、ひと時のことで、
彼と僕しか知りません。
しかし、消えてしまうにはあまりにも惜しいと思い、
こうしてブログに書くことにした次第です。
 

その時はこんなお話をしました。

 
「海城、不合格ですか。
完全優勝、というわけにはいかなかったね」
 
「はい、そうなんですよ」
 
「まあ正直言うと…………、
そんな気はしていたんですけれどね……」
 
「でも、オレは麻布に受かったから、
別にいいんです。
 
いいですよね?」
 
「もちろんですよ」
 
「ですよね。
やはり、オレは
 
麻布特化型
 
ということで!!!」
 
「あっはっは。
まあ、そういうことにしておきましょうか(笑)」
 
「そうそう、最後に言っておきたいんですけれど」
 
「なんでしょう?」
 
 
 
 
 
 
 
 
「中学校の偏差値では
先生に勝ったんで、
 
そこのところ、
よろしくお願いしますね!」

 
 
「………………。」
 
 
この状況で、そこに持っていきますか。
その度胸。
たいしたものだと、苦笑いと感心が1:1でした。
 

さらに畳みかけていきます。

 
そして、中学校に入学後、
彼が機会があって教室を訪れたときのことです。
 
「先生、合格実績が最新のものに張り変えられていますね。
 


 
オレは
 
英雄
 
ですね。
 
英雄!!
 
麻布の合格実績を稼ぎましたからね」
 
 
まだ言うのか!!!と笑いが止まりませんでした。
 
「そのセリフは
海城も合格してから言え!!」

 
正直、そう思ったことは秘密です(笑)
 

今年はまだ、もう1人います。

 
この文章、読んでいただいて、
どうなんでしょう?
面白いですかね?
 
僕の思い出の自己満足日記としては、
100点満点なのですが……。
 
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いずれにしても、season3に続きます!!
 
 
 
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