【中学受験】苦手を補いつつ、得意科目で勝負する!!

 
前回から続く内容です。
 
数年前に送り出した生徒のことを書こうと思います。
 
以前も書いた記憶はあるのですが、
今回は
 
「得意科目」
「苦手科目」
 
という文脈に合わせて、
少し違った形になっているはずです。
 

秋までは算数だけダントツ状態の女の子

 
算数だけ、非常によくできる女の子がいました。
彼女の成績は6年生の中盤まで、とにかく算数頼みでした。
 
中学受験の準備以外の習い事をとても頑張っているお子さんで、
家庭学習はほぼしていないような状況でした。
 
 
Wisardは算数・国語の教室なので2教科の授業があるのですが、
 
「国語の授業中はフラフラで、
文章を読もうにも体力切れで、眠る寸前だった」
 
という報告をうけたこともあるくらいでした。
 
 
逆に算数の授業中は一度たりともそういうことはなく、
常に冴えており、やる気満々でした。
 
 
たとえ他3教科が全て足を引っ張ろうとも、
算数だけですべてをひっくり返せるような実力だったため、
そういう中学入試になるのかな、と思って見守っていました。
 

6年生中盤を過ぎて、意識を変えてきました。

 
さて、6年生の夏を過ぎて、
目標校を確定させる段階になり、
その子はかなり難しめの受験パターンを採ることになりました。
 
 
強気です。
 
 
算数だけでは厳しい、と思えるラインナップが2月入試に並び、
いよいよ直前期の準備に突入しました。
 
個人面談で、「そろそろ本腰を入れてやり始めたようだ」
というお話を半信半疑で伺っていたところ、
目に見えて算数以外の科目の成績が上昇し始めました。
 
 
6年生前半と後半の模試の平均偏差を比べると、
 
理科:46→52
社会:49→56
 
と明確に上昇しており、
さらに生活習慣に気をつけたせいか、
 
国語:45→55
 
と国語まで上げてきました。
 
 
その結果、2月の難関校の入試にふさわしい成績になってきました。
苦手科目、というか避けてきた科目と向き合い、
気合をいれ始めたのです。
 
 
それまでは「やり方はなんとなくわかっている」ものの、
あまり時間・エネルギーをさいていなかった、というのも大きかったと思います。
 
Wisardの生徒は全体的に2科目>4科目の成績配置の生徒が多い教室です。
 
そのため、最終段階では「理社をやれ!!」と言い続ける生徒も多いのですが、
彼女の場合は、
 
「いいぞ!!このままいけ!!」
 
という声かけになりました。
 

本番に突入。2月序盤は大苦戦するも……。

 
しかし、難関校入試はそう甘くありませんでした。
 
2月1日のA校、
2日・3日のB校、すべて不合格。
 
とても、苦しい入試になりました。
 
 
それでも、4日のB校で起死回生の合格をもらい、進学していきました。
 
(このB校の書き方、中学入試に詳しい人だと、
すぐわかってしまいそうですが……)
 
 
きけば、2月4日の算数はおそらく満点、ということでした。
 

苦手科目を強化して本番までたどりつき、
ギリギリの勝負では得意科目の算数が後押ししてくれた。

 
苦手な科目に向き合って頑張り、
受験までたどりついた入試本番では、
最大の武器だった得意科目が助けてくれたんです。
 
 
得意科目は目の色を変えて前向きに取り組み、
苦手科目からも逃げ回らず、入試の前は一生懸命取り組む。
 
 
彼女の能力はもちろんのことですが、
そういった姿勢を中学校も評価してくれたのでは、
と今は思っています。
 
まず、得意科目に磨きをかけましょう。
 
そして、入試が迫ったら、
苦手科目にも目を向けましょう。
 

その先に、合格が待っています。
 
 
 
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