【中学受験】算数と数学の違いを、最高にわかりやすく一言で表すと。

 

算数と数学の違いとは?

 
「算数と数学って、結局何が違うの?」
 
定期的に生徒からたずねられる質問です。
ネットで調べてみると……。
 

算数:日常生活で必要となる計算で、正確な答えを出すことを目的とする教科。
 
数学:負の数(マイナス)や平方根(ルート)など、
日常生活では目にしない抽象的なものを使って
「なぜそうなるのか」を理解し、あらわしていく教科。

 
 
うーん、いまいちわかりません。
日本の大人はほぼ100%、小学校で算数を、
中学校・高校で数学を履修しているはずですが、
いまいちピンとこない人が多い方がほとんどなのではないでしょうか。
 
 

算数と数学の違いなんてありません。全く同じ学問です。

 
まず大前提として。
算数と数学、ことばとしては違いますが、
根本的には同じで、差はありません。
 
日本の小・中・高のカリキュラム上、
異なるネーミングになっているだけです。
 
 
学問としては同じもので、
区別することに意味はない。

 
これが答えです。
 
 

学生の立場から、意識しておくべきこと

 
さて、それともう1つ強調してお伝えしたいことがあります。
算数に取り組む中学受験生、あるいはそれをサポートする立場の大人が、
カン違いしやすい点です。
 
算数においては
 
答えがあっていれば、
やり方はなんでもいい

 
ということです。
(逆に言うと、数学においては論理さえ正しければ、
答えがあっていなくてもそれほど問題になりません)
 
大事なことなので、もう一度言います。
算数においては、
 
正解できるなら、
どんな解法でもかまいません。

 
そういう意味で算数は自由な科目であり、
だからこそ面白い、と個人的には考えています。
 
 
もちろん論理があるにこしたことはありませんが、
自分が出した答えを検証し、確かめるという操作をきちんとしていれば、
(ここが大切なところです)
それで問題ありません。
 

誤解しないでほしいこと。

 
これは、きちんとしたやり方を学ぶ意味がないということを
お伝えしたいのではありません。
 
「算数は答えを探し、見つける科目である」
という認識・感覚が身についていることが、
最も重要であるということが、お伝えしたいことです。
 
 
例えば、「答えを探す」という姿勢があり、
結果的に答えを見つけた生徒がいるとします。
 
その生徒が、答えをたまたま発見するのではなく、
きちんと筋道を追って解答にたどりたどりつく手法の解説を受け、
 
「なるほど、そうやればよかったのか!!
じゃあ、次からそういうやり方も使ってみるか!」
 
そう考えて、さらにはその解法を練習して身につけた時、
大きく実力が伸びるんです。
 
 

どんな学び方をすれば、学力が伸びるかにつながってきます。

 
だから、
「やりかたを知らない」
「見たことがない問題だ」

「できないので教えてください」
 
という生徒よりも、
 
「とりあえず答えは気合で見つけました」

「ちゃんとしたやり方って、他にありますか?」
 
という生徒の方が、はるかにできるようになります。
 
 
ちょっと長くなりました。
次回、もう少し続きを書こうと思います。
 
 
 
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