【中学受験】試験会場の保護者控え室のスピリチュアルな講堂にて…………。（2023 中学入試エピソード1）

 
今年の受験が続く中、
あるお母さまから伺った、印象に残るエピソードを1本お送りします。
 
こんなお話でした。
 
「中盤戦、ミッション系の中学校の試験会場、
保護者控え室のお話です。
 
その学校はただシーンと待っているのではなくて、
まず
 
いきなり
パイプオルガンの演奏
がありました。
 
そのあとで、学校の先生からのありがたいお話があったんです。
 
 
いまのお子さんたちが1歩1歩進んでいる、
そのことに意味があるんだ、みたいな…………。
 
（この肝心なところは、僕がうろ覚えで、
全然違う話だったかもしれません(笑)）
 
そうしたら、あちこちからすすり泣きがもれ聞こえてきて、
講堂がものすごい雰囲気になったんですよ」
 
 
ははあ、なるほど。
確かに、いままさに本番に臨んでいるわが子を思う
お母さまたちが集まっていれば、
そういう空気にもなるのでしょう。
 
しかも、教会の空気感や楽器の音色で、
その空気がいやがおうにも盛り上がりそうです。
スピリチュアルですねえ……。
 
 
しかし、その後に続くお話はこうでした。
 
「わたしも、危なく号泣するところでしたよ。
こらえましたが。
 
でも、その時わかったんです。
 
ああ、
 
宗教に
ハマる人の気持ちって、
こうなんだ！！
 
って。
 
あの時なら、
 
なんでもします！
 
っていう気になりますもの」
 
 
お話のオチは、全然スピリチュアルではありませんでした(笑)
 
 
でも、この世にほんとうに尊いものがあるとしたら、
それはわが子を思う親の気持ちだ、
ということを改めて感じるエピソードだと思います。
 
 
 
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