【中学受験】小学生の何気ない言葉にハッとするとき。

 
小学生と接していると、不意に投げかけられる、
ふとした言葉にハッとさせられることがあります。
 
おそらく、まだ赤ん坊の頃からお子さんを育てているお母さま方にとっては、
ほぼ日常?のようなことだと思うのですが、
小学生、どちらかというと高学年の算数の授業をしていると、
そういった瞬間はとても新鮮です。
 
 
そういう時はできるだけメモをするようにしているのですが、
いくつかたまってきたので、公開します!
 
 

「先生、よくショートショートって言うじゃん?
短編のことでしょ?
 
Youtubeだとショート動画なのに、
なんでショートショートって言うの?」

 
確かに!!
なんで2回繰り返すのかな?
 
「ものすごい短い」っていう語感かな?
(後で調べたら、やはり「超短編小説」というニュアンスのようです)
 
何も考えずに受け入れていた言葉にクエスチョン、
二重丸だと思います!
 
 

「先生、間違えた問題だけは、
できるだけ早く復習しなさい、って言うでしょ?
 
でも、大人は仕事が終わっても、復習なんてしていないじゃん。
大人は間違えないってこと?
それはいいの?」

 
耳が痛いですね!
その通りです!
 
「大人もほんとうは1日の仕事の復習しなくちゃいけないし、
(勉強においてはほとんど不要の)予習もした方がいいんだよ。
 
でも、大人は手を抜く方法を身につけているから、
やらなくちゃいけないことをやっていないだけなんだよ!
君の方が正しいよ!」
 
と答えました。
 
 

「先生、友達は何人いる?
友達は多い方がいいって言われたことあるけど、
お父さんもお母さんも学生の頃の友達と、
いまは会っていないって言ってた。
 
今だけの友達を作れ、ってことなの?」

 
深いですねえ(笑)
 
「グループに属している期間は、
そのグループ内で仲のいい人がいたほうが楽しい(ことが多い)
っていうことかな。
 
その中で、家族の次に大切な友達ができてくるんじゃないかな。
 
少なくとも、
グループが解散した後につながりがなくなっても、
友達じゃなかったということにはならない、とは思うよ」
 
こう答えましたが、もっと色々な答え方がありそうで、
いまでもどう答えるべきだったか、考えています。
 
 

「先生。
一生使切れないくらいのお金を稼いだら、
もう仕事はしなくてもいいの?」
 
「いいんじゃない?
少なくとも、やってみたい仕事を選ぶ時に、
どれくらい稼げるかを考える必要はなくなるよね。
 
でも仕事を通じて、周囲の役にたつ働きをすることは、
けっこう面白いし、やめたらつまんなくなる人が多いんじゃないかなあ」
 
「わかった。
じゃあとりあえず稼いで、
それでいったん仕事をやめて、
それから考えるわ!!」

 
 
これもすごいなあと思いました。
不意にこんなことばがポンっと出てくるような子にこそ、
いわゆる「キャリア教育」というものは価値があるんでしょうね。
 
 
これは全て実際に教室で話した内容で、
4年生のことばも含まれています。
 
この小学生たち、どんな大人になるんでしょうね?
 
 
 
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