【中学受験】豊島岡 志望者必見!? 公式HPの入試問題の講評が非常にわかりやすい!!

 

入試問題の講評を発信してくれる中学校もあります

 
中学入試の問題については、
採点講評や、結果についての学校側の所見を
発信してくれる中学校もあります。
 
発信のしかたは様々です。
 
一番多いのは、学校説明会、
あるいは入試説明会でスライド+口頭で説明してくれるパターンです。
(次年度の入試問題について、あらかじめヒントをくれる場合もあります。
今回取り上げたいのは、
「出題の意図の振り返り」「実際に採点しての講評」タイプの情報です)
 
 
あとは、「学習塾向けの入試説明会」というものを、
実施してくれる中学校もありますね。
 
また、中学校HPにPDFで出してくれたりであるとか、
今回ご紹介する豊島岡のように、
Youtube動画で発信してくれる場合もあります。
 
 

豊島岡のHPをご紹介します

 
豊島岡女子学園2023(令和5)年度 中学校入試結果
 
4科目についてのYoutube動画があるのですが、
Youtube限定公開(リンクを直接踏む必要がある、検索では出てこない)に
なっているため、
中学・高校のHPのリンクを貼っておきます。
(よい内容なのに、再生回数は600回程度で、
かなり少ないと感じます)
 
 
今回おすすめしたいのは、
2023年度入試報告算数のパートです。
 
2/2の第1回入試について、
受験者964名を3つのグループに分け、
正答率に大きく差がついている問題について解説してくれている点が、
非常にわかりやすいです。
 
また、数学科主任の先生の話し方も素晴らしく、
声も聞き取りやすいです。
 
 
受験を考えている生徒は、実際に入試問題を解いた後、
一聴の価値がありますので、オススメします。
 
ちなみに、この問題についてのWISARDNETの解説動画はこちらから。
今年は講評は作っておらず、
問題の解説のみです。
 


 
 

入試問題は、作成する側も大変です!!

 
入試問題を作成する中学校の先生たちは、
本業である授業をする傍ら、忙しい時間を縫って、
何人かの先生で分担し、多くの問題候補から、
ミーティングを重ねて問題をしぼって作成しています。
 
つまり、問題を作成することはあくまでもセカンドジョブで、
なおかつ中学校の看板となる入試問題ではやはり、
「さすが~~中だ!」と世間を唸らせる出題をしたいでしょうし、
優秀な生徒を合格させ、力不足の生徒を不合格にする率の高い、
入試問題としての完成度ももちろん求められます。
 
つまり、入試問題は作成する側もとても大変なんです。
 
 

そして、学習塾の先生はそれを攻略するのが仕事です

 
一方、その問題を実際に解く受験生たちをサポートする我々は、
中学入試の問題から学校の方針を読み、
いかにして準備するかに注力しています。
 
もちろん「世の中に存在するすべての問題を受験生に解かせておく」ことができれば、
入学試験の対策にはなるのですが、
時間的な制約から、それは非現実的です。
 
 
したがって、限られた時間の中で、
「必要な知識が身につき、
実際に使えるようになる確率の高い問題を選ぶ」
「正答率を上げていくために、
少しでも学習効果の高い問題を選ぶ」
 
ことを日々考えています。
 
 
ですから、
問題を見ればおおよその中学校の意図はわかりますし、
正答率や合否をわけた問題についても、
かなり正確に読んでいるつもりです。
 
つまり、中学受験向けの学習塾の先生は、
入試問題を攻略することを生業にしていますから、
「問題を作成する側」以上にプロでなくてはならないと思っています。
 
受験生たちは、目の前の問題に集中するのみの状況を整えるのが仕事です。
 
 

とはいえ、中学校がしっかり言語化してくれると
非常に参考になります

 
入試問題から中学校の意図を読み解くことには慣れているとはいえ、
やはり今回のようにハッキリと公表してくれると、
非常に参考になります。
 
「全く同じ問題を解いたことのある生徒はいないでしょうから、
問題文を読んでその場で考える力を見ている」と聞くと、
やっぱりそうだよなぁ~!!という印象でした。
 
また、大問1~3までを確実に正解することが1つめのポイントで、
そこから大問4 5で勝負!という全体構成も、
そうだよね~!!と納得です。
 
一方で、大問2(4)の角度の問題の正答率が予想したよりずっと低い
(大問6(2)と上位者の正答率がほぼ同じ)ことを、
かなり意外に感じたりもしました。
 
 
ほとんどの学校はここまでしっかり言語化してくれないので、
(あまりハッキリ言うのも野暮、とか、
入試問題から察してくれよ!みたいな空気は、
少なからずあると思います)
とても参考になりますし、
中学校の情報公開の姿勢にもとても好感が持てます。
 
このブログ記事が、
受験生たちのお役にたてば幸いです。
 
 

超関連している、カッコいい記事も最後に紹介しておきます

 
もっとも差のついた問題と言える大問4については、
以下のような記事も以前に書きました。
ご興味のある方はぜひご覧ください。
 
【中学受験】残り試験時間あと2分!!
豊島岡の入試でどう戦ったか?(2023 中学入試エピソード2)

 
 
 
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