【中学受験】戦闘民族ではなく、銭湯民族？？

 
先日の授業中のこと。
ある少年が、手間のかかる問題に粘り、
見事に一発で正解にたどり着きました。
 
「おお、できたね。
すごいじゃん！！
きみは戦闘民族だね。
 
競争して、生き残れるような力だよ。
いいところを見せてくれたね」
 
 
その時はたまたま、こんな言い方をしました。
授業中、生徒のキラッと光る頑張りがあった時は、
わかりやすく表現するようにしています。
 
というか、すごいなと本当に思っているので、
それをそのまま口に出す感じです。
 
 
すると、すぐ近くに座っていた男の子が、
こんなことを言い出しました。
 
「先生、僕はまだ…………、
お風呂の方の、銭湯民族ですかね？？」
 
 
拾えるところは拾っていく、
たくましい少年ですね(笑)
 
まだ授業は始まったばかりのタイミングだったので、
 
「まだまだ！！君はこれからだよ！」
 
と答えました。
すると、思った以上の答えが返ってきました。
 
 
「やっぱりそうですか。
そうじゃないか、と思ったんです。
 
実は。
 
僕は土曜日には、毎週銭湯に行っているんですよね。
お父さんと２人で、車でビューンと」
 
 
「ああ、ほんとうの銭湯に行っているんだね。
毎週、楽しいイベントがあって最高だね(笑)」
 
 
「そうなんですよ。
お父さんと背もたれ付きの椅子のある休憩ルームで
くつろいでTVを観たり、
マンガルームでマンガを読んだり、
ごはんを食べたりしているんです。
 
SAPIXの土特が始まるから、
しばらくはもう行けないから、残念なんですよ。
 
そんな6年生の2月
 
なんです」
 
「………………。」
 
 
それは…………、
まさに文字通りの「スーパー銭湯」民族ですね(笑)
 
ずいぶんたっぷりのんびりしたようですから、
ここから1年は頑張りましょう！
 
これからの１年間の準備で、
彼にも競争に生き残る力を備えてほしい、と期待しています。
 
 
 
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