【中学受験】どうして勉強するの?3人のレンガ職人の寓話と中学受験(前編)

 
3人のレンガ職人の寓話をご存じでしょうか。
イソップっぽい物語でありつつ、
実際はイソップの作ではないそうです。
 
今回はそれと中学受験を絡めて、
前編後編に分けて書いていきたいと思います。
 
よろしくお付き合いください。
 
 

3人のレンガ職人の寓話

 
舞台は中世ヨーロッパ。
 
世界中をまわる旅人がある町を歩いていると、
汗を流しながら、重たいレンガを運んで積んでいる、
3人のレンガ職人に出会いました。
 
 
そこで旅人は
 
「何のためにレンガを積んでいるのですか?」
 
と尋ねました。
すると、その3人のレンガ職人は、次のように答えました。
 
 

3人の答えは??

 
1人目のレンガ職人(A)は、
 
「そんなこと、見ればわかるだろう。
親方の命令で、レンガを積んでいるんだよ。
 
暑くて大変だから、もうへとへとに疲れたよ。
まったく、なんだってオレはこんなことをしなければならないんだろう?
いつまでやればいいんだろうな?」
 
と答えました。
 
 
2人目のレンガ職人(B)は、
「レンガを積んで、壁を作っているんだ。
この仕事は大変だけど、昔からこういう作業は好きなんだ。
 
身体をつかって働くのが性に合っているんだな。
だから、大変そうに見えるかもしれないけれど、けっこう楽しいよ。
 
それに、これで家族を養うこともできる。
報酬は完成したらもらえる約束なんだが、
けっこうたくさんもらえるんだよ」
 
と答えました。
 
 
3人目のレンガ職人(C)は、
 
「このレンガを積んで、後世に残る大聖堂を造っているんだ。
素晴らしい建物になりそうだよ。
きっと、多くの人がこの聖堂で祈り、
救われると思う。
 
こんな名誉な仕事に携わることができて、とても光栄だよ」
 
と答えました。
 
まず、この3人のこたえについて、
ちょっとだけ考えてみてください!
 
そして、10年後………。
 
 

10年後の3人は………………???

 
Aは10年前と同じように、
不平をこぼしながら、
親方の命令通りにレンガを積んでいました。
 
 
Bは、レンガを積む仕事を終えて得た報酬で、
子どもたちを学校に行かせることができました。
 
そして自分はさらに報酬が高い仕事につき、
危険を伴う教会の屋根の上での仕事をしていました。
 
 
Cは最終的には建築現場の責任者として
施工を任されるようになりました。
のちに完成した大聖堂には、
彼の名前が付けられたということです。
 
 

後半に続きます

 
さて、同じ仕事をしていながら、
その受け止め方は3人とも異なっていました。
 
そしてその結果、A・B・Cの3人は10年後には、
ずいぶん差がついていたことになります。
 
同じ仕事を
 
Aは 仕事・労役
Bは 楽しいこと・みんなの役にたつこと
Cは 目標・使命
 
として捉えているわけです。
 
 
それによって、Cが最良の結果を産み、Aは最悪の結果につながった、
いう結論になっています。
 
これを中学受験生のの準備、小学生としての学習として
捉えたらどうなるでしょう?
 
主人公をビジネスパーソンでなく、
学生、特に小学生とした場合、
実はCを理想とするのは考えものです。
 
 
長くなったので、
今回は物語の紹介だけにとどめ、
次回はこれにからめてお話を進めていきます。
 
 
 
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