【中学受験】SAPIXの教室でカンニングに気がついたら……。

 
Wisardは算国2教科の教室なので、
6年生、特に中学受験生は4科目の教室と並行して通う生徒が多くなります。
 
中には、SAPIXと並行して通う生徒もいます。
様々な校舎に所属しているお子さんがいるので、
時折授業の様子を聞いたりもするのですが…………。
 
 
夏期講習中のある日。
生徒が突然、こんなことを言い出しました。
 
「先生、マジ受けるんですけど。
うちのクラス、半分くらいがカンニングしようとしているんですよ。
 
算数で先生が解答が書きこまれた、
自分のプリントを持っているじゃないですか？
 
このまえ後ろをふっと見たら、
先生のそのプリントを覗きこもうとしている生徒が何人もいたんですよ。
 
その瞬間だけなのかもしれないですけれど、
1人や2人じゃなくて、何人もいました。
大笑いをこらえるのが、めちゃくちゃ大変でした」
 
 
すると、別の生徒がこんなことを言い出します。
 
「僕の校舎では、夏期講習の得点記入表で、
毎回＋200点改竄しているのが発覚した生徒がいたんですよ。
 
ヤバいですよね！」
 
 
※カンニングについては、数年前にこんな記事を書きました。
こちらの方が詳しく書いてありますので、
ご興味のある方はどうぞ。
 
【中学受験】カンニングについて
 
 
そんなお話を聞いて、
どんな子も心が弱っている時は、
手っ取り早いズルをしてしまうこともある、
他人は他人、自分は自分だから放っておこう、
というようなお話をしました。
 
 
ただ、何人もの生徒が先生の手元を覗きこもうとする場面を想像して、
僕も笑いそうになってしまったので、
 
「それは世紀末だねえ…………」
 
とおもわず一言いいました。
 
すると、ある少年がそれをしっかり拾ってきます。
 
 
「ですよね！！
 
きっとそいつら、「ヒャッハー！！」とか、
叫んでるじゃないんですか？」
 
髪型は全員モヒカンで、肩が出ているトゲトゲした革ジャンを
着ていたりするじゃないですか？」
 
オジサンしか喜ばないユーモアに、
自分が笑ってしまったことが、とても残念でした。
 
 
 
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