6年生の授業中のことです。
SAPIXの教材を扱っていた少年が、
こんなことを言い出しました。
「先生、このデイリーサポートのDプリントの問題、
すごいカンタンじゃない?
なんでこんなのがDなの?
並び方、おかしくない?」
なかなかいいセリフです。
その問題を軽々と解けるからこそでてくる言葉である、
ということもありますし、
問題の難易度を自然と比較する考え方をしていたり、
塾の教材にも疑問をもつ姿勢があったりすることの現れです。
Wisardのような生徒の人数が少ないタイプの教室では、
抱いた疑問をすぐに質問できるということも、プラスに働きます。
いい質問だな、
と思いながら、僕はそれをざっくりとまとめて、
こう答えました。
「素晴らしい質問だよ。
まさに、サイヤ人の質問だ!!
ワオ、君はサイヤ人だよ」
しかし、ここでジェネレーションギャップが発生します。
なんと、彼はサイヤ人を知りませんでした。
(この文章を書いている間に、
ドラゴンボールの原作者 鳥山明さんが亡くなられたことを知りました。
僕が小学生の頃は、男子全員が読んでいた気がします。
今でいうワンピースとか、鬼滅の刃的なマンガですね)
「サイヤ人?
どういうことですか??」
目を丸くして、怪訝な顔で尋ねられると、
対応に困ります(笑)
苦し紛れにこんなお返事をしました。
「それは…………、
文脈的にどんな意味かはわかるんじゃない?
考えてみなよ」
すると面白い答えが返ってきました。
「う~ん
相当なワル
ってことですか?」
う~ん、ちょっと違うんだけれど、
そのズレ方が面白いですね(笑)
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