【中学受験】正解することへのこだわり、執念を育む。

 
6年生の授業中のことです。
日曜日の授業だけ、黒板授業で得点を競う授業が一部あります。
それ以外のお時間は生徒たちがバラバラに
それぞれの問題に取り組んでいるのですが、
その終盤のことです。
 
「この2問だけは、一発で正解できれば、
後半の授業に得点を入れるよ」
 
 
という問題がありました。
 
Wisardの授業は生徒がどんどん問題を解いて、
どんどんマルつけをし、
必要があれば解説を補っていくという形式なので、
生徒たちは積極的に先生に答えを見せることができます。
 
コミュニケーションを円滑にするという意味では
非常に効果的な授業形式なのですが、
気軽に見せやすすぎるという欠点もあります。
そのため、緊張感をもって必ず答えを当てるという訓練は、
別の機会に時間をとる必要があります。
 
「一発で当てろ!」という指示の問題は、
その中間の形式ということになりますね。
 
 
さて。
その瞬間に、先頭を切ってすごいスピードで問題を
消化していた少年の手が、ピタリと止まります。
なかなか答えを見せようとしません。
突然、異常にゆっくりになりました(笑)
 
 
そして意を決して見せてきた求積の問題は、
答えが0.1、ズレていました。
 
「あぁ~、自分の字を読み間違えたぁ~!!」
 
と悔しがります。
この気持ちが大切なんです。
 
 
中学受験の教室に通うにあたり、
「前もっての準備もいらない。
教材の予習もいらない。
ただ負けん気だけは持ってこい!!」
 
というのは、どこかの教室のキャッチフレーズだったと思うのですが、
なかなかイイ教室だな、と思った記憶があります。
 
 
その平面図形の答えが当たろうと、当たるまいと、
彼の人生に大きな影響はないですよね?
別にどっちでもいいですよね?
 
でも、その積み重ねが大きな差になるんです。
その勝負根性をあらかじめ持っていることは、
とても大切なことなんです。

 
 
そう思って、そのようなことをお話したのですが、
教室はその後、思わぬ展開を見せます。
 
「あぁ~、間違えちまった!!
 
○○くん、○○さんも
間違えてくれぇ~!!」
 
あっはっは。
 
勝負根性の方向性が
誤っていますね!!

 
もう少し前向きな方向にしてほしいものです。
 
 
※サムネ画像は、
「負けん気」でGoogle検索したところ、
出てきました。
なにかと話題の中日 立浪監督です(笑)
ちょっと意味深です…………。

 
 
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