6年生の6月になったら、本気を出す??(後編)

前回の続きです。
 
5月の最後の授業の時にもちろん、「いよいよ本気を出す時が来たんだよね!」というお話をしました。
しかも、6月マンスリーは試験範囲のある最後のテスト。
そこから先は、名称はマンスリーでも実質は組分けテストになります。
ですから、一つの区切りだと思って準備してみようと話しました。
 
するといきなりExcelで作ったTODOリストを持って来ているではありませんか。
そんな方向に力を入れるなら‥‥と言いたくもなりましたが、彼なりにやってみようという意思は感じられました。
 
これまでやっていなかった基礎力トレーニングも5月分から始め、マンスリーの試験勉強に初めて(!!)取り組むことになりました。
ここでいきなり成績が急上昇!!となれば理想的なのですが、そんなに上手くは行きませんでした。
6月マンスリーは全科目で平均点を切って撃沈。
社会が多少上向いたものの、算国共に失敗してしまい、1コースも上がれませんでした。
始めてはみたものの、どうやって取り組めばいいのかの蓄積が全くない状態ですから、当然といえば当然です。
 
 
その答案を持って来た日は、たまたま最後まで教室に残っていることになり、少しだけ話しました。
この時のことは、よく覚えています。
算数は正直、僕の目から見てもかなり悔いの残る、もったいない部分の多い答案でした。
ですが、評価できたこともありました。
彼が一切言い訳を口にしなかったことです。
 
「先生、全然ダメでした。
まあ、いきなり成績が上がるなんて甘いですよね。
なんだか、ミスったというよりは、全然できてない感じがします。
ちょこっとだけ上がったりするより、良かったかもしれないです」
 
こういうことを言える生徒だったので、厳しめのことを伝えました。
 
「後になって「始めたのが遅すぎて間に合わなかった」なんて情けないことを言わないでね。
今からでも十分に時間はあるんだから。
理科・社会の勉強の仕方は少しわかってきた?
それから算数は、やり方が間違っているわけじゃないよ。
成績は右肩上がりにはならないから、踊り場状態の時に諦めてしまうのが一番バカらしいんだ。
入試が迫った時、
 
「あと1ヶ月しかない。
1ヶ月伸ばしてくれないかな?」

 
と思う生徒と、
 
「いつでも来い!
何なら、今すぐだっていい!」

 
と言える生徒は2つに分かれる。
 
これからは試験範囲はないけれど、試験範囲があるつもりで勉強しよう。
そしたら、冬にはいい位置にいるはずだよ」
 
 
こんなようなお話をした記憶があります。
小学生の短期間での変化は非常に大きいものですが、ターニングポイントはそんなにハッキリと分かる訳ではありません。
彼の場合は、それがあの1週間だったのかなあ、と今になって思っています。
 
 
↓Facebookを活用し始めました。イイね!をお待ちしています。
イイねしてくれた方は……現在65人です!

Wisard Facebookページ
 
↓ブログ更新のモチベーションとして2つのブログランキングに登録しています。
その子って、もしかして意外と凄い子なんじゃ‥‥と思ってくださった方はクリックをお願いします。
クリックはそれぞれ1日1回まで有効です。
 
にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。