【中学受験】SAPIXで「底辺」とバカにされた少年が語った決意。

 
赤坂算数教室でのお話です。
この教室に最近現れた、ユーモアあふれる少年
のことを語りたいと思います。
 
彼は、教室に来るなり、
 
「先生。
1週間あたためた、
渾身のギャグを聞いてもらえますか?」
 
などと言い出すような、気さくな男です。
 
 
さて先日の授業中、聞いてもいないのに
彼が突然こんなことを語り始めました。
 
「先生、少し前なんですけど、友達にバカにされたんです。
 
おまえはSAPIXの底辺だって。
 
僕は悔しくて、
 
なんだ、このヤロウ!!
カァァッッ!!!

 
って思ったんです」
 
 
「イジワルなことを言うヤツがいるねー。
 
別にそんなコースのことは、
気にしなくてもいいんだけれど、
できれば、見返してやりたいところだね」
 
 
「そうなんですよ。
それで、8月マンスリーで僕が5クラス上がったじゃないですか。
そしたら、その子が雪崩のように落ちてきていて、
いまはたったの3コース上にいるんです」
 
 
「おお。
ずいぶん近いじゃないですか。
もうバカにされることはないね。
しかしその子、すでにちょっとカッコ悪いかも(笑)」
 
(彼はコースが30個以上あるような、
超大校舎に通う生徒です)
 
 
「そうなんです。
夏はちょっとやったら、5クラス上がれたんで、
もう少しで逆転できます。
 
アイツを叩き落としてやりたいので、
1ヶ月間ゲームを禁止して、勉強しようと思っているんです。

 
そう決意して、いまやる気満々なんですはい、マル」
 
 
「おおなるほど。
わかりました。
 
まあ、コース云々はさほど気にしなくていいんだけれど、
君がやる気なのは何よりです。
そういうことなら、ぜひ頑張ってください!!」
 
 
唐突に並々ならぬ決意を語られ、
その勢いに若干気圧されつつ、
応援のコメントをするほか、ありませんでした。
 
 
ここまでは、とてもいい話なんです。
しかし、最後に強烈なオチがつきました。
 
彼には通塾する際、
車に同乗して教室に来る女の子がいます。
そこが、なんとも衝撃的な事実を明かしてくれたんです。
 
あまりのことばに、僕はひっくり返りそうになりました。
 
 
「先生、そんなことを言っていますけれど、
〇〇くん、
 
教室に来る車の中で、
ずーっとゲームに
夢中になっていましたよ!!

 
「(一同)
えぇぇぇぇー!!!!!」

 
 
教室は、暴動が起きたような騒ぎとなりました。
 
「久しぶりだったので、
つい…………、
夢中になってしまいました」
 
とのこと。
 
 
なんだ、このヤロウ!!
カァァッッ!!!

 
とは、こっちのセリフですね。
 
 
 
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