【中学受験】お母さんにありがとうと伝えるとき。

 
授業中のこと。
 
ある女の子の荷物がたまたま目に入ったところ、
パンパンにふくれたカバンになっていました。
 
Wisardは、持ち物はかなり少ない教室です。
筆記用具とノート、取り組みたい他の教室の教材のみ、
というパターンがほとんどなので、
なんでこんなにたくさん入っているの？と尋ねました。
 
すると前日の持ち物を入れ替えずに、
そのまま持ってきてしまったとのこと。
 
 
ふだんどんな学習をしているのか、興味本位で中身を眺めてみたところ、
お母さんのチェックやあたたかいコメントが
たくさんあることに気がつきました。
 
そして何気なく、こんな言葉をかけました。
 
「３人兄妹なのに、お母さんこんなに細かく見てくれて、
すごい親切だね。
 
もちろん君が自らアタマを使っていくことが一番大切なんだけれど、
これだけサポートしてくれたら、
助かるよね」
 
 
そう言うと、
 
「ええ。まあ…………。
確かに助かってはいます」
 
という苦笑い気味のお返事。
 
 
「そうとうエネルギーを使ってくれていると思うから、
日常生活のふくめて、支えてくれてるんだねえ。
 
たまには、「ありがとう」を言わないとね。
どんなときに、「ありがとう」を言っていますか？」
 
先生のしつこい追及にも関わらず、
その子は1000％の笑顔で、こんなお返事を返してくれました。
 
「はい！！
 
「ありがとう」って言いなさい、
って言われたときです！！」
 
 
 
……………。
 
こうしてテキストで書いてしまうと、
なんかブラックジョークみたいになってしまった(笑)
 
ものすごい笑顔で、
無邪気な表情でこれを言うところがポイントです！！
 
お母さんの気持ちもちゃんと理解して、
その一方で１人でも戦える生徒に成長していると感じます。
 
 
 
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