Archive for 2月, 2016

シリーズ最終回です。
 
今回お伝えしたかったことは、
 
勉強を知識の詰め込みのようなイメージで捉えるのではなく、「考え方」「取り組み方」を「感覚的に」扱えるような能力を育てなければならない、ということです。
 
 
僕も学生のころ、オジさん先生たちにさんざん言われたセリフがあります。
 
「本質を見る力を養いなさい」
 
これです。
当時は全く意味がわかりませんでした。
そして、次第になんとなく分かってきました。
要するに
「自分で考え、行動する力をつけなさい。
そうすればどんなことにも応用できるよ。
きっと楽しい人生を送れるよ」
ということだったんですね………。
 
シャーロック!!!
 
もちろん勉強においては、量も大切です。
さんざん繰り返し練習した後、ようやく大事な考え方が見えてくることは数多くあります。
ただ、勉強については「何時間やるのか」「どれくらいの量をこなすのか」はそれほど重要なことではなく、結果的にどれくらい深い理解を得られたのかを目安とする見方が必要です。
勉強はシンプルなもので、結果が全てです。
(模試の結果が全て、ということとは全く違います)
 
 
しかし、それだけを追及できない大きな要素として「入試」があります。
 
入試は期日が決まっており、それに対する準備としては本質的な理解を目指してゆっくり学んでいくのでは間に合わない、というケースがあります。
つまり応用問題を捨て、基礎概念をマスターして今後のバネになるような素養を養った生徒と、いまいちよくわかっていないものの入試典型問題を練習しまくり、パターンに対する反射神経を鍛えた生徒が、その時点で同じ土俵で戦った場合、後者が勝ってしまうことがあるということです。
子供の学習をサポートする立場にある人間は、そのバランスを考える必要があります。
 
僕のオススメは、中学入試までなら半年、大学入試までなら1年を切るまでは目先の成績にはこだわらず、しっかり理解を深め、勉強にポジティブなイメージを持って取り組むことです。
そして時期が来たら目標を決めましょう。
そこから先は競争に勝ち抜くための訓練です。
目指すのは得点力、あるのみ。
そう割り切って戦い抜くよう、指導しているつもりです。
 
だいぶ長くなってしまいましたので、いったん区切りにしようと思います。
明日の更新で、少しだけ補足します。
 
 
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「ああ、少し手を動かして試してみたら、これはどっかで見たことある問題と同じだな。
だから、その方針で解けばいい」
 
そう考える生徒がいる一方で、
 
彼らには同じカテゴリにしか見えない問題が、種々様々なパターンとして見えてしまっている生徒もいます。
つまり、わかっていない生徒の方が「複雑に」考えているのです。
 
 
「初めて見る問題が出題された」
「これまで解いたことがある問題とは、全然違っていた」
 
こんなセリフを聞いたことはありませんか?
 
これはそもそも、自分のパターンにあてはめて解く、そして持っているパターンの「数」と「精度」で勝負するという構造をつくってしまった生徒の言葉です。
 
逆に深い理解をしている生徒は、パターン暗記は必要最低限に抑え、スリムな思考エンジンで問題にアプローチする技術を自然に磨いています。
もちろん、論理力・試行力が互角であれば、知識の量で差はつきますが、より重要なのは間違いなく前者です。
 
シャーロック
 
こんな例はどうでしょうか。
 
A「8で割ると6あまり、7で割ると5余る2ケタの数を答えなさい」
B「8で割ると6あまり、7で割ると4余る2ケタの数を答えなさい」
 
よく見てみてください。数字が1、違うだけです。
この2問は同じ問題でしょうか。
それとも違う問題でしょうか。
 
実はAは誰もが知っている典型パターンで、多くの6年生は3秒で答えを出せるはずです。
しかしBになると、ピタッと手が止まる生徒と、ようやくアタマを使う時が来たぜ!とばかりに猛然と調べ始める生徒が大きく分かれます。
 
さて、「シンプルに」考えれば、これはどちらも同じ問題です。
たまたま、Aはある特殊な状況が揃っているために、攻略法があるだけです。
まずBをたくさん練習し、最後にAを示すと、「ほぉー、なるほど!」ということがよく理解できます。
 
ということは…解法のパターン暗記につながるような勉強は避けた方がよいのでしょうか?
 
もちろん、そんなことはありません。
このトピックについて僕が言おうとしたのは、最後に仕上がった姿、目標としていく形、結果として現れる差のことであって、方法論はもっとささいなことの積み重ねです。
 
では次回に続きます。
 
 
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そして「シンプルに考えられる」力を養うこと、だと思っています。
これは僕が伝えられることの中で、最も応用できて役に立つ考え方の1つです。
 
数日前の授業中のことです。
ある少年が、
「ああ、先生!
これって前にやったあの問題と同じことじゃないですか!!」
と嬉しそうに言い出しました。
 
素晴らしい。
もう、これ、会心のセリフなんです。
 
彼が言っていたのは、おおよそ以下のような問題についてです。
 
A「草が一定の速さで生えてくる牧場があります。
この牧場に一定の速さで草を食べる牛を放牧します。
50頭の牛を放牧すると12週間で牧場の草を食べ尽くしてしまいます。
また、30頭の牛を放牧すると28週間で牧場の草を食べ尽くしてしまいます。
この牧場の草を食べ尽くさないようにする場合、最大で何頭の牛を放牧できるでしょうか」
 
B「長さ200mで時速36㎞の鈍行列車を、長さ160mの急行列車が追いこすのに36秒かかりました。
もしも急行列車が速さを1.4倍にすると、追いこすのにかかる時間は20秒になります。
急行列車の時速を答えなさい」
 
これはそれぞれ、A「ニュートン算」 B「通過算」と言われる異なる単元の問題ですが、結局考えなければいけないことは一緒です。
この問題が同じ問題に見えた瞬間、彼は大きく成長しています。
そのきっかけを与え、考えている様子を見守り、時にはヒントを与えて導くことが算数の先生の仕事です。
 
 
このお話を、もう少し大きい視点から説明するとこうなります。
 
「優秀な生徒ほど、様々な問題のパターンをシンプルな原則の派生として見ている」
 
もう少しわかりやすく言うと、
深く理解している生徒はこう考えています。
 
「なんだ、この問題、見た目は全然違う。
でも結局やっていることは同じじゃないか。楽勝だぜ!」
 
逆の場合は………、長くなりそうなので、次回に続きます。
 
 
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「Wisardの先生たちの年齢を教えて!
あと○○先生は結婚はしているの?
○○先生には子どもはいるの?」
 
そんな質問をされることがありますが、いつもは何とか切り抜けています。
ところが現在、中学準備講座を受けている生徒たちから、
 
「もう入試が終わったから、全部教えてくれるんでしょう?」
 
と突然言われました。
確かに時には「入試が終わったら教えてあげる」……というような手法を使ったことがあるかもしれない……あまり記憶はありませんが(笑)
 
「いや、まあ……そんなこと聞いても何の役にもたたないよね!!
というか、そんなことは何でもいいじゃないですか。
それに、君たちに話すと君たちが周囲にしゃべりまくるから、あっという間に生徒全体に拡がってしまうでしょう………?」
 
しかし、彼らはこの程度では一歩も引きません。
 
「でも、約束を全て守るっていうのは少し理想的すぎるかもしれないけれど、守ろうとする努力はしようって先生が言っていましたよね?」
「そうだ、そうだ!」
「確かに言ってた!!」
 
LINEのスタンプ
 
最近の小学生は、僕のセリフを使いながら共同戦線を張ってくるから始末に負えません(笑)
こんなところで「あきらめない心」を発揮してくれなくてもいいんですが……。
 
算数に関して緻密に教えるのは、もちろんのことです。
ですが、それ以外の領域でもやはりいい加減なことは言ってはいけませんね。
それを痛感します………。
 
 
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先日、卒業生のお母様から突然お電話がありました。
長期的な学習の進め方についてのコンサルティングのご要望でした。
 
今回はその内容についての記事ではなく、その際に「もう読み終わったので、よろしければどうぞ」、とそのお母様から頂いた本についてです。
 
「ルポ 塾歴社会」
 
自分では買うことはない書籍だと思いますが、せっかくなので読んでみました。
(しばらくWisardの本棚に置いておきますので、ご興味のある方はどうぞ!)
 
塾歴社会
 
主に鉄緑会とサピックス小学部について扱っている書籍です。
自分の通っていた塾がサピックス小学部(小5秋~小6)・平岡塾(高1~高3夏)・鉄緑会(高2冬~高3)ということもありますし、サピックスでは講師もしていたので、とてもよく知っている世界のお話という感じでした。
 
感想は………うーん、ちょっと一言では言えません。
タイトルからは、これからは「学歴」より「塾歴」が大事という話(さすがにそれはないでしょう……)なのかなと思いましたが、それは全然違いましたね。
肯定的に捉えられる部分も多くありますし、それはちょっと違うのになあと思う部分もありました。
僕が自分で体験した生徒として、また現在は小学生を教える先生としての視点から見ているのに対し、筆者の方はそれを俯瞰する、「現在の日本の教育」という視点を持っているからだと思います。
「どんな生徒にもあてはまる必殺の教育法」というものは存在しない、ということを日々痛感しているため、いつの間にかマクロの視点を失いすぎているのかもしれないな、ということを反省する機会になりました。
 
現在お子さんをお育てになっているご家庭がこの書籍を読むのであれば、教育関連の書物を少なくとも10冊は読むことをお勧めします。
その上で、しっくりくる考え方、お子さんに合っているのではと感じる手法を取り入れていくのがよいのではないでしょうか。
 
子どもは1人1人違い、最善と思われる教育・育て方は様々です。
どんな優れた書籍にも書いてありませんから、様々な情報をもとに自分で手法を考えなくてはなりません。
そう思うと、子育てってすごくクリエイティブなことなんだなあ、と思いますね。
 
 
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