【中学受験】麻布にしか受からなかった少年 Ver.2021 season4(2021中学入試エピソード18)

 
season1
 
season2
 
season3
 
の続きです。
 

1月入試でつまずきつつ挑んだ麻布入試

 
彼から2月3日に合格のご連絡をもらった瞬間は、
身震いしました。
 
彼が書いてくれた合格体験記にも書いてある通り、
1月の入試は非常に厳しい結果でした。
 
千葉の超難関 渋谷幕張はいたしかたないとしても、
その後に日程的に自信を取り戻すために受験した、
埼玉の大学附属中学校まで落とし、
1月は満身創痍の状況でした。
 
 
しかし、彼はお兄ちゃんが麻布に通っているということもあり、
麻布以外の受験など全く考えない様子でした。
 
彼は落ち込むどころかむしろその結果に腹をたて、
よりいっそう気合の入った様子ではありました。
 
そして、ご家庭も1日校を変更することなど微塵も考えず、
1日麻布 2日城北 3日浅野 という2月の入試に突入しました。
 
 
「2月1日、
合格すればいいんだから、
関係ないです!」

 
と強気を崩さなかった少年から、
2月3日の午後にかかってきた電話。
 
「先生、オレ、
麻布受かりましたよ!!」

 
との言葉には、痺れました。
 
「本当にやりやがった!!」
 
とはまさにこのことだと思います。
 

そして2月4日にしっかりオチをつけてくれました。

 
そして、2月4日。
2月3日にいただいたご連絡では……。
 
半ば予想していたことではありましたが、
2月3日の浅野中には、きっちりと不合格をくらいました。
 
(2/2の城北は合格していました)
 
もはや苦笑いしか
出てきません。

 
 
「2月1日に、すべての力を出し尽くした」
 
といううすらぼんやりとした表現で、
全てをまとめるしかありませんね(笑)
 

最後のご挨拶でも、名言を連発

 
受験終了後、
そのご家庭とのWisardの長きにわたったお付き合いも、
いよいよ終了ということで、
お兄ちゃんも含めたご家族でご挨拶に来ていただきました。
 
当然、
 
「立派な息子さんで…………
よくがんばりました。
思えば、~~の時は~~……」
 
のようなお話をするじゃないですか?
 
すると彼は、
 
「先生、親が来た時だけ
そんなもっともらしいハナシをして、
そういうのは、もういらないんですよ!!」

 
と遮ってきて、雰囲気をぶち壊してくれます(笑)
 
 
さらに、
 
「お兄ちゃんの受かった学校に
落ちるなんてありえない。
そんな屈辱には
耐えられません!!」

 
という爽快なセリフも残し、
意気揚々と帰っていきました。
 
 
内心で僕が、
 
ま、渋幕には
落ちているけどな!!

 
と思ったことは秘密です。
 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 
気づけば、麻布にしか受からなかった少年たちのことで、
4本も記事を書いてしまいました……。
爆クリックをどうもありがとうございました。
 
2021年の合格体験記は最終チェック中です。
この彼の体験記のカットした部分を掲載するかどうかを、
もう少し悩む予定です。
 
そして、あと1本だけ体験記を取り上げて、
2021年中学入試エピソードを終了としたいと思います。
 
4本のシリーズは、ブログ開始以来、
初めてかもしれませんね。
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
 
 
 
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