【中学受験】Wisardで初めて早稲田実業を攻略した生徒の受験体験記(2021中学入試エピソード19)

 

4日連続更新し、しばらくお休みしてしまいました

 
麻布にしか受からなかった少年について、
4日連続で更新し、
しばらく燃え尽きて(笑)お休みをいただいていました。
 
また、日々更新していきたいと思います。
 

2021年中学入試エピソード、最後に取り上げたい記事

 
2021年中学入試エピソードも№19で最後の予定です。
(あとで、今年はまとめ記事も作っておこうと思います。)
 
実は、Wisardから早稲田実業に進学した生徒は1人もいませんでした。
 
そこまで遠距離というわけではなく、
受験した生徒がいなかったわけではありません。
そこは神奈川の難関校との大きな違いです。
 
ですが、惜しいところまでいる生徒はいたのですが、
今一歩のところで届いていませんでした。
 
 
今年になり、初めて進学者を出すことができました。
 
その子は平均サピ偏差65を超える強力な国語力を持っており、
算数の強化を目的にWisardに通っていました。
 
 
国語がよすぎて、いつまでたっても算数がよく見えないくらいで、
 
「国語もやったほうがいいですか??」
 
とたずねられるたびに、
即答で断っていた気がします。
 
その国語の力が存分に発揮された、
体験記を書いてくれました。
 
ぜひ多くの人に読んでほしいと思いましたので、
それをお送りしたいと思います。
 

「進・真・信」

 
Wisardには4年生の9月頃に入室しました。
初日には多様な学年の生徒たちが
それぞれ集中しながら取り組んでいるのを見て、
新鮮さを感じました。
 
ここから、1つ目の「シン」「進」が始まりました。
5年生になると、新しい同学年の友達もできて、
切磋琢磨しあいました。
特に授業後、本棚の前で友達とおしゃべりをしながら
本を眺めるのが至福の時間となっていました。
 
算数の成績は右肩上がりとはいかず、
上がったり下がったりして、
自分では実力がついているとは感じられず、不安もありました。
 
6年になると、「進」に加え、「真」にも向き合うようになりました。
2月1日の志望校が決まらず迷い、何度も阿部先生に相談しました。
その際、私は「真」を常に意識しました。
つまり、「自分の進の気持ちに向き合い、決断する」ということです。
そう考えて、前から志望していた早稲田実業を第1志望にしました。
後期になると、相変わらずパッとしない成績にいよいよ、
疑問を抱くようになりました。
 
果たしてこのまま私は合格するのか。
それとも、みんながこんな感じなのか。
どうにも釈然としないまま、1月の受験になりました。
この受験が私に大きな変化をもたらすことになります。
 
 
1月16日。
第3志望である浦和明の星中の結果発表でした。
すでに1つ合格をもらっていたものの、
かなり志望順位の高い学校だったこともあり、
私はとても緊張していました。
算数と理科が全然できなかったので、不安もありました。
 
9:00。
画面を開くと、「合格おめでとうございます」と書かれていました。
私はとても嬉しくて、すぐにWisardに電話しました。
あの日私は合格と、さらに「自信」という2つの大きな贈りものをもらいました。
 
もう1つの「信」は「先生を信じる」の「信」です。
1月の勉強は理社の知識にプラスして、
SAPIXの解法力をやるように言われたので、
信じて何回もやりました。
おかげで、今さらですが少しずつ苦手だった算数が、
得意になっていくように思えました。
 
しかし、私は再び「真」と向き合うことになります。
2月1日の早稲田実業と2月3日の慶應中等部は強く志望していましたが、
2月2日の受験校が確定していなかったのです。
阿部先生には「ある学校」を勧められました。
しかし、私は「真」の気持ちと向き合い、
1日・3日の学校に万全を期したいと思い、
2月2日はお休みにする決断をしました。
 
 
そして迎えた2月1日。
算数の試験中、私はアッと声を上げそうになってしまいました。
解法力でやった問題、阿部先生と過去問で扱った問題が
出題されていたのです。
私は興奮し、「先生を「信」じてよかった」と、心から思いました。
 
そして2月3日。
慶應中等部の算数の試験でまたもや過去問でやったのと、
まったく同じ問題がそのまま出たのです。
阿部先生は未来予知能力者と思うくらいの当たりっぷりで、
驚きでもう声も出ませんでした。
 
 
試験後、早実の合格発表でした。
ドキドキしながら迎えた13:00。
画面を開くと「合格おめでとうございます」の文字が目に飛び込みました。
私は嬉しくて嬉しくて、ここが外だということも忘れて、
母と手をとりあって喜んでしまいました。
そして翌日の慶應の1次試験も無事に通過することができました。
 
阿部先生の言ったことが全て大当たりでした。
阿部先生を「信」じたからこそ、合格があります。
慶應の2次試験は残念な結果となりましたが、
早実の合格は本当に嬉しく、感謝しかありません。
 
そして畠中先生には国語を教わっていないのに、
前日に明の星の過去問を見てもらい、ありがとうございました。
畠中先生の授業はとても楽しそうで、
私は国語が受けられなくて残念です。
 
 
そしてこれから戦う後輩のみなさん、
「進」「真」「信」、特に「信」を大切に、
これからもあきらめずにがんばって下さい。
 
桜が咲くことを祈っています。

 

ちなみに直前に解いた問題が出たかどうかは、
全く問題ではありません

 
慶應中等部は毎年同じ問題なので、
何をやっても当たります。
早実の石とり・数字とりの問題は、
相当久しぶりに実際の出題を見たくらいのマイナー論点。
当たったこちらがビックリでした。
 
(ちなみに合否をわけるのは、
直前に取り組んだ論点がたまたま当たるかどうかではありません。
その生徒がどれだけ積み重ね、頭を使い、
訓練し、賢くなったかどうか、そしてあと少しの運で決まります)
 

来年度以降も。

 
生徒が手ごたえのある準備をし、
本番で悔いなく戦えるように授業をしていきたいと思っています。
 
そして、こんな体験記を書いてもらえたら最高ですね。
 
 
 
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2 件のコメント

  • この体験記に感動し、相当勇気づけられました。アッと声をあげてしまいそうになるなんて、想像しただけで素敵です。努力が実り、きっと神様が味方してくださったんですね。

  • >夢がもりもりさん

    コメントをありがとうございます。

    本文でも書きましたが、直前に扱ったことが出題されると印象深くはありますが、
    合格を決定づけるのはそこではなく、
    お子さんが頑張って身につけた賢さそのものです。
    幸運を手繰り寄せるのも、努力と実力と思い、
    受験生たちは妥協せずに頑張ってほしいと思っています。

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