Wisardから麻布へ

Mくん(2018年度/麻布中 進学)

6年生の夏休み前のSAPIXの組分けテストで、ちょうど真ん中のクラスという衝撃的な結果になってしまった。
夏期講習の間に上がることができたので良かったが、Wisardでは上のコースではなく下のコースで授業を受けることになってしまった。
後から考えると、基本的なところからやり直したおかげでSAPIXの授業についていくことができ、秋以降の成績の伸びにつなげることができたのだと思えるが、その時はなんとなくショックだったことを覚えている。

秋以降、海城の過去問による演習がWisardの算数で始まると、なかなか良い点数を出すことができなくなってしまっていた。
そんな時、志望校の1つであった海城の算数を解くことをやめ、こちらも志望校の1つであった浅野の過去問を解くことにした。
浅野の算数では比較的点数をとることができたので、そのことは少しの自信にすることができた。

SAPIXで冬期講習や正月特訓がはじまると、第一志望であった麻布の特訓に専念するようになった。
麻布は記述の問題が非常に多いため、その記述に慣れる必要があった。
そのため1月のWisardでは、国語で多くの麻布の過去問をこなし、2月1日に臨むことができた。

その結果、2月3日の合格発表で合格という素晴らしい結果を残すことができた。
最後に麻布合格のために精一杯指導をしてくれたSAPIXの先生方やWisardの阿部先生や畠中先生に感謝をしたいと思う。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

最初の数行を読むと、「えっ、この子が麻布に……?」と思ってしまいますね(笑)
まさかこの子が1月のあの難関を突破し、全勝で受験を終えているなんて誰も思わないでしょう(笑)
本当に文句のつけどころのない、見事な大逆転勝利でした。

とはいえ、少なくとも国語に関しては、君は麻布向きなところを5年生の頃から備えていました。
少し面倒臭がりなのが玉に傷ではありましたが、「よく見えている」と感じていたものです。
ですから、1月最後に麻布の過去問を立て続けに解いていたときも、さすがだな、と思いながら採点していました。
その力を大いに発揮して勝ち取った結果でしたね。

中学入試で証明された才能を、麻布でのびのびと伸ばしていってください!
羽目を外しすぎないようにね!
(もう1人の麻布生には言いませんが、君には言っておきます(笑))

最後に、君の鮮やかな中学入試は、これから頑張る弟くんのいい見本になったことでしょうから、次は弟くんを応援してあげてくださいね。

畠中

2018年