JG:第1志望に合格して

Tさんのお母さん(2018年度/女子学院中 進学)

本日、第1志望の合格発表を終え、手続きより1週間が経過しました。
いまだに、「本当にあの娘は女子学院に受かってたよね?!」と、家族に確認したくなる衝動が度々おこります。
それ程まで、私にとって娘の第1志望合格は奇跡的な出来事でした。


入試を決意してから、最後のサピックスオープンまで、彼女の第1志望校と現状の偏差値は以下の通り大きくかけ離れておりました。

合格可能性 直近12/10分から、左より記載:30% 30% 30% 30% 80%

最後まで諦めない事が肝心と受験ではよく伺いますが、私自身は本当にそうなのかしら?と模試等の結果を前向きに受け止め切れない部分がありました。
ですから、それまで、何度となく娘との間を行き来したやりとりが

「志望校を変えようか?あなたに合う素敵な学校は他にもあると思う」
「私は、落語研究会があるから女子学院」

でした。
子どもって無邪気だね、その程度の感想しか出ない中、夢にお付き合いするのも2/2の合格発表迄は仕方ないだろうと私は不合格という結果を見据えて腹をくくるしかない心境でした。
そんな調子で年末頃までは、娘は私に隠れて、こっそり大好きな本を読んだりしながらの生活でしたが、1月を過ぎて、取り組む姿勢に変化が現れはじめました。
鋭敏さと落ち着きを併せ持つ雰囲気は親が初めて目にしたものです。


親として中学受験を選択するにあたり、「子どもに良い環境を与えたい」という願いが、根底に多くを占めているのではないでしょうか?
受験前日、私は振り返りました。
手堅い線を阿部先生にご考慮頂いた上で、これから受験させて頂く学校は、全て素敵な学校。
だから中学入学時どの門をくぐろうと、きっと素敵な生活を始められる。
そちらの学校でお世話になる上で、Wisardで学ぶ力やセンスを身に付ける事が彼女には必要な事だったのだと。
良い環境はすでに与えられました。
受験時に、臆する事ない気持ちはWisardで育まれたものです。


私は入塾する際の面談時、阿部先生にこちらでお世話になれる感謝の気持ちを申し上げると、
「お礼は早いですよ。お礼は第一志望に合格なさってからにして下さい」と伝えられました。
しかし、第1志望を合格した後、いざお礼を申し上げても、
「いや僕ではありません。お子さんさんの頑張りです」と仰います(笑)
けれども、阿部先生がいなかったら算数が苦手な娘は第1志望の合格どころか、JGを受験する機会も与えられていなかったと思っております。
母は途中から少しあきらめておりましたが、阿部先生は最後まで娘の意思に寄り添って下さいました。
それが娘には支えであり導きそのものだったと存じます。
阿部先生は第1志望の変更については一言も触れないので、彼女のペースで第2志望以降で手堅く取っていけば良いという認識で私自身はおりました。
浦和明の星・白百合の受験当日、阿部先生・畠中先生が寒い中、そして白百合においては雪の降る中、阿部先生が激励の為に待っていて下さった事が、とても嬉しかったです。
そして、本当に励まされて、受験会場へ向えた事を心から感謝いたします。
多くの時間を重ねてご指導頂き、信頼する先生だからこそ、受験前の先生からの一言が彼女を強くさせて下さった事と思います。


Wisardから巣立ちを迎えます。
けれども、いつまでも娘の先生、応援者でいてください。
受験というストーリーに多く関わって下さって、殺伐としたであろう受験生活が、豊かな時間に変えられました。
教室でのお友達との楽しそうな様子や、先生方の知性に裏付けされたユーモアや人間性による温かみ、素晴らしい学びを得ながら娘が喜んで教室から帰ってくる際のお土産話が楽しみでした。
ですから、少し寂しくもあるのが正直な気持ちです。
Wisardで学ばせて頂いた事に感謝しつつ。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

「先生、女子学院、合格していました!」
と娘さんからお電話をいただいた時は鳥肌が立ちました。

勉強の内容はお子さんに完全に任せ、しつけ・生活の姿勢についてはしっかりと教育なさっているご家庭という印象を受けていました。
同時に、明確な補強ポイントだった算数については、Wisardに預けて強化するという判断をかなり早い段階でなさってもいました。
素早く決断した後はむやみにやりかたを変えず、環境を整え、お子さんの頑張る気持ちと実力を信じるのみ。
様々な情報が飛び交う現代で、もうほとんど見られないような正攻法で臨んだ入試でした。
見事な合格だったと思います。

算数以外は盤石といっていいお子さんでしたので、志望校合格の成否は算数が握っていました。
全面的に信頼していただき、任せていただいたご恩に報いることができ、これほど嬉しいことはありません。
女子学院という環境を得て、お子さんがどんな成長をするか、楽しみになさってくださいね。

阿部

2018年