短所は長所で補う!!

Oさん(2018年度/豊島岡女子学園中 進学)

私は新5年生の2月からWisardに入りました。

私は4歳の頃から、そろばんを習っています。
5年生になると、SAPIXの先生から「中学受験に向けて習い事を整理してください」と言われていました。
ですが、私は小さい頃から習い続けているそろばんを中学受験のために、お休みしたくはありませんでした。

勉強とそろばんを両立してがんばっていこうと思いましたが、そろばんのイベントとSAPIXの授業が重なりSAPIXの授業が受けられない日があることを、すごくハンデに思っていました。

そんな中、母が「SAPIXをお休みした授業ぶんをWisardでフォローをしていただくことはできますか?」と相談をしたら、Wisardの先生たちは快く引き受けて下さいました。
それが、私がWisardに入室をしたきっかけです。


正直なところ、勉強とそろばんの両立は大変でした。
そろばんの練習時間を毎日1時間〜1時間半は確保し、その残りの時間で効率よく勉強を進めなくてはいけません。
それが思うようにはできず、しっかりと勉強時間が確保できないことに、イライラすることもありました。
みんなが、勉強だけに集中することができる状況を、うらやましく思うこともありました。

だけど、自分で勉強とそろばんを両立したいと決めた以上、絶対にやりとげてやる!という強い気持ちを持って、日々、がんばりました。
いつしか、そろばんがいい気分転換にもなり、私は受験最終日までそろばんの練習を続けることができました。


先生達からは、睡眠時間をしっかり確保するように言われていましたが、1日ほとんど5〜6時間睡眠のこともあり、国語の授業では眠くなってしまうこともありました(畠中先生、ごめんなさい)。

1月の入試では、ほぼ予定通りに合格をもらうことができました。
私の第一志望校は、渋渋か豊島岡でしたが、2月の入試では、思いのほか苦戦をしてしまい、1日渋々・2日豊島岡・3日豊島岡と3連敗でした。

自分の感触では1日も2日もそれなりの手応えはあったのですが、合格発表では自分の番号を見つけることができず、とても悔しい思いをしました。
1日の渋々、2日の豊島岡で合格ができないと、3日〜5日に合格をもらうことは、とても厳しいスケジュールだったので、2日の夜の時点で、私はとても落ち込みました。

4日の豊島岡の朝は、学校の前で阿部先生が私のことを待っていてくれました。
阿部先生は、私に
「僕の前をたくさんの受験生が通り過ぎていったけれど、その中でも算数は君が一番デキルはずだから。
自信を持ってがんばっておいで!」
と励ましてくれました。

とてもうれしかったし、すごく元気がわいてきました。
その日の算数は全部見直しまで終わり、自分の感触では満点がとれている!と自信がありました。
合格発表でもやっと自分の番号を見つけることができて、本当にうれしかったです。
朝、阿部先生に会わなければ、私の合格はなかったと思います。


私は算数は得意でしたが、国語がすごく苦手でした。
テストでは、算数と社会で点数を稼ぎ、国語と理科ではせっかく稼いだ算数の点数ぶんをすべて使ってしまう感じでした。

Wisardの授業では、阿部先生の算数の板書授業は、とてもおもしろく、いつも引き込まれるようでした。
畠中先生の国語の授業は、国語が苦手な私にも参考になるヒントがたくさんあり、とても刺激的でした。
国語はすごく苦手だったのですが、そのおかげと演習を積み重ねることによって、少しずつ自信をつけることができました。
私が志望校に合格できたのは、間違いなくWisardのおかげだと思っています。

阿部先生、畠中先生、本当にありがとうございました。
辛いことや苦しいこともたくさんあったけれど、中学受験に挑戦して、本当によかったと思います。
受験生のみなさん、最後まであきらめずにがんばってください。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

最後まであきらめず、よく戦いましたね!!
君にかける言葉はそれに尽きます。
2月1〜3日を連敗しながらも、4日目で合格を勝ちとった精神力は、凄いと思います。
2月4日は教室でも見せたことのないような笑顔で、試験場に入っていきました。
今度こそいけるだろう、と感じたことはずっと忘れません。

算数については、そろばん・暗算で培った素養もあってか、文句のつけようのない生徒でした。
君は本当にすごい。
素晴らしい才能です。
どれくらい素晴らしいかというと、算数だけなら桜蔭はもちろん、開成でも筑駒でも合格したはずの実力です。
最高に教えがいのある、優秀な生徒でした。

それから入試が終わった後、「次は盤石の力をつけたい」と言っていたことがすごく印象的でした。
その意気やよし、です。
科目間のバランスを整えることはもちろんですが、君の長所も大きく伸ばす6年間にしてください。

あと5年もたてば、僕が太刀打ちできないような力をつけるはずです。
苦労して勝ちとった豊島岡での6年間、実りのあるものにしてくださいね。

阿部

2018年