次は君たちの番

Tくん(2024年度/麻布中学校 進学)

僕は某コンビニで合格発表を待っていた。
2月3日午後2時59分。あと1分で合格発表。
そして午後3時になる。
必死になって番号を探す。

あった!!

その瞬間にうれしさが込みあげてきた。
「合格した」と母に伝え、恵比寿駅から日比谷線で
麻布中の最寄り駅である広尾駅に向かう。
その最中に今まで頑張ってきた思い出がよみがえってきた。


僕は姉の影響で受験勉強を始めた。
その時にSAPIXに入って授業も面白かった(ちなみに5年生の時に入った)。
そして4年生の時にもともと通っていたWisardに戻り、
だんだん成長している感じが楽しく、問題ができる快感を味わえた。

……というようなことがよみがえってきた。


と、合格した時の話はここまでにしておこう。
君たちは今、辛い気持ちで勉強をしているだろう。
でも信じられないくらい合格した時の喜びは大きい。
だから、45×45=2025年2月下旬には
笑っていられるように頑張ってほしい。


さて、いまこれを見ている人々は、
「合格した後のことはいいから、合格するためのコツを教えてくれ」
「どういうことをしたらいいんだ」
と思っていることだろう。
そういうことなので、今からそれを教えようと思う。
(と言っても直前のことなどを主に話すが)

まず、君たちには苦手な教科があるだろう。
僕は、算数が一番得意で、国語もなかなかできた(方だと思っている)。
そして社会がとても苦手だった。

でも、多くの学校は国語と算数で配点が多いので、合格は余裕だと思っていた。
だが当日、国語はうまくできたものの、
算数が難しく、時間配分もミスってしまい、とても焦った。
このように得意である教科が出来なくなるというハプニングもある。
だから、得意な教科を伸ばすだけでなく、苦手な教科もリカバリーすべきだ。

次に2つ目。
僕は先ほど、算数でミスをして焦った、と書いたが、
それでも理科・社会の時には気にしなかった。
というより気にしないようにした。
全力を出せないからだ。
どうしても気になる方は、「今回は難しかった。みんなできていない」と思ってくれ。

そして3つ目。
とにかくあきらめないこと!!


では最後くらいはやるべきことを書いておこう。
受験では取るべきことをとるのが大切になる。

①基礎トレは丁寧に!

②コアプラスはほぼ完ぺきにしておく!

③授業の復習・過去問は直しまでしっかりやること!

これが大事なこと。
あとはやるべきことをすれば大丈夫!
あきらめたらそこで試合終了。
ほんとにそうだ。
今頃受験生、つまり君たちは辛い思いで勉強をしていると思う。
3×3×3×3×5×5=45×45=2025年の2月下旬には
君たちが笑っていられるよう頑張ってほしい。


さて、ここで僕は受験から引かせてもらおう。
次は君たちの番だ。
1月には心配になるだろう。
でも君たちは合格できる。
君たちが桜より先に咲けることを心から願っております。
(嘘じゃないよ本当だよ)
じゃ、がんばれ!!!

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

喜び爆発の体験記をありがとう。
結果も本当に文句なしのもので、Tくんの力の証明になりました。
名だたる難関校の合格を勝ち取ったことは今後の自信になるはずです。
(社会は最後まで心配の種でしたが……)

いつも前向きに、学ぶことを純粋に楽しめることが一番なんだと
感じさせてくれる生徒でした。
君の「できた!」は本当に嬉しそうでいつまでも忘れられません。

麻布中学校でもそのバイタリティーで様々なことにチャレンジし、
さらに大きく成長していってください!

畠中

2024年