ゆかいな受験体験

Hくん(2024年度/ラ・サール中学校進学)

4・5年生はそこそこに勉強していたが、
6年生になってからあまり勉強しなくなった。
もはや、遊びのあいだに勉強するような状態だった。

7月はカマキリをはじめ、様々な生物の活動シーズンであり、
この時期にたくさん遊んでおく必要がある。
とても勉強している場合ではなかった。

勉強している量は基礎トレを1ページやるかやらないか、
というくらいである。
阿部先生と話し合いをしたが、受験をやめかけた。
しかし、結局やめられなかった。


2学期に入り、少しずつ勉強するようになったが、
それも大した量じゃない。
3学期の1月になっても、毎週木曜日に遊びに行っていた。
そしてそのような道をたどり、受験をした。

結果、4勝0敗。

最高の出来栄えである。
6年生のお勉強をまともにやらなかったのになぜ合格できたのか、
知りたいだろう。
一文目にもどってもらいたい。


「4・5年生はそこそこ勉強していた」というところだ。
受験において、6年後期が大切だと思われがちだが、
むしろ逆である。
時がたつにつれて新しく学習することはどんどん減ってくる。

今から大切なことを言う。

「基礎をやっている4・5年生、
6年生前期こそ受験においていちばん大切な時期である」

名言である。

つぎに受験本番において、大切なことを言う。

「自分ができなかったのならば、他のやつもできたわけがない」

これも名言だ。
メンタルは重要である。


もちろん勉強も大事だが、
人と関わることを大事にして、
その楽しさを忘れないでほしい。

今年はたくさん遊んで、
本当の幸せを感じることができた。

だから君たちも、勉強しながらも遊んでいただきたい。

阿部先生は手間がかかる僕を見捨てないで、
最後まで見てくれ、ありがとうございました。
あと漢字プリントはかなり試験に出たので(A校で半分以上)
ありがとうございました。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

ドラマがあって、ユーモアがある、
最高の合格体験記だね!!

君をラ・サール中に送り出すことができたのは、
今年の出来事の中でいちばん嬉しいことのひとつになりました。


途中、SAPIXをやめてしまい、
中学受験をやめるかもしれないタイミングがありました。
それから君は、Wisard16期生までの中で、ダントツの遅刻王です。
でも、教室は休まなかったよね。
宿題も、ちょっと不満そうだったけれど(笑)ちゃんとやってきた。

あの時やめなかったから今があり、
あの努力がラ・サールでの人間関係や成長につながるはずです。
どんな青年になるだろうなぁ~、ほんとうに楽しみです。

ちなみに将来、君の息子が君のような行動をしていたら、
きっと君は自分の過去は忘れて、怒り狂うと思うよ(笑)
支えてくれた両親への感謝は、決して忘れないでくださいね。

阿部

2024年