受験を終えて思うこと

Tさんのお母様(2024年度/豊島岡中学校 進学)

2月2日に、3年かけて準備してきた中学受験が終わり、
受験関連の教材を整理。
娘は再び小学校に通い始め、久しぶりに子供らしい生活を送っております。

改めて思い返せば、中学受験は弱冠12歳の子供にとって、
あまりにも厳しいものだと痛感します。
これまでの塾の成績、順位を十分考慮し、
娘とも相談しながら受験プランを組んだつもりでしたが、
まさかの不合格が続きました。
途中から、持ち偏差値やこれまでの模試の判定などが
全く信用できない状況へと陥り、
受験本番というものは、模試等とは違う何かがあるんだな、と思い知らされました。


そんな中、娘はよく踏ん張ってくれました。
熱望校こそ残念でしたが何とか第1志望群に収まり、
この4月から新たな一歩を踏み出すこととなります。

親としては、高々小学生の娘に、必要以上に辛い経験を
させてしまったのではないかという思いはあるものの、
いつかこの経験を人生の糧としてくれる日が来るのではないかと信じています。


Wisardでは、阿部先生から算数を3年間教えていただきました。
先生は面談の都度、「いつも私語などなく、
黙々と問題を解いていますが、自宅でもあんなに静かなんですか?」
とおっしゃっていましたね。
そんなことはありません。
塾からの帰り道はいつも、その日の算数の出来、
阿部先生の世間話、お友達の発言などを、楽しそうに話してくれました。
しっかりとWisardでの塾生活を満喫していましたので、ご安心ください。
受験直前期には、不安のあまり、何度もメールで問い合わせをさせていただきました。
その都度、娘の状況や今すべきことをご指導いただいたことについては、
感謝してもし切れません。
本当にありがとうございました。

また、2月1日の朝、激励に来てくださったことにも大変感謝しております。
その時「調子は上がってきているから、大丈夫」と声を掛けていただき、
娘も大変心強かったと思います。
嬉しいような、恥ずかしいような表情をしながら、

「阿部先生、2月1日はここに来てくれたんだね」

と話す娘の横顔を、きっと一生忘れることはないでしょう。
手厚いご指導をたまわり、重ね重ね感謝申し上げます。
ありがとうございました。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

彼女が底力を見せてくれた入試になった、とつくづく感じています。
1月前半の入試から、思いがけない不合格をいただき、
お子さんは地に足をつけて落ち着いて入試を受けることさえ、難しかったはずです。

今まで当たり前にテストを受け、
当たり前に結果を出してきたお子さんでしたから、
より難度の高い入試を前に、「あれ、いつもはどうやっていたんだっけ?」
と思ってしまうようなコンディションで2月を迎えてしまったように感じています。
それを微調整するのも自分の役目でしたから、
2月1日にピークをもっていけなかった、という思いがあります。


一方で、豊島岡の合格は、彼女の積み重ねてきた努力が、
自然と発揮された結果だと思っています。
胸を張れ!!君が今年のエースだぞ!! の一言に尽きます。

教室で黙々と取り組む姿を3年間見てきました。
彼女が学業で身を立てていける素養があることには、確信をもっています。
豊島岡の環境・クラスメイトに囲まれて、大きく伸びるはずです。
6年間は長いです。
飛ばしすぎることなく、充実した時間を過ごしてほしいと願っています。

阿部

2024年