赤坂教室

困ったときの阿部先生頼み

Mさんのお母さま(2023年度/豊島岡女子学園中 進学)

2023年2月2日19:00

なんとかチャレンジ校の合格を果たし喜んでいる娘を見ていると、
「この3年間が報われて本当によかったな」と思いました。
娘は3年生でSAPIXに通い始めてから、成績は比較的安定していました。

しかし6年生になると算数が難しくなり、成績の足を引っ張り始めたことと、
2歳上の兄が阿部先生に大変お世話になり、本人が行ってみたいと言ったことで、
5~6月頃からWisard赤坂教室に通うことになりました。


6年生の夏休みまでは順調だったかと思っていました。
しかし、9月になるとSAPIXのSS特訓が始まり、
また学校の行事が大変忙しくなったことが重なり、
娘の成績が理科を中心に大きく下がってしまいました。
精神的にとても追い込まれている様子を見て、
第1志望を偏差値の下げた学校に変更するという決断をしました。

そうすることで娘の気持ちが少し楽になれば、と思い、
また、多感な中高時代を過ごす学校は偏差値だけでなく、
その学校が掲げるモットーや校風もとても大切だと常に思っていたので娘と話し合い、
それまでに10年分近くの過去問を解いていた第1志望をやめることにしました。
娘自身もそれまでの第1志望の学校に対しての思いが
それほどではなくなっていたこともあります。


これはよい見本ではないのかもしれません。
ですが、私にとってはいつも楽しく勉強し、
SAPIXやWisardに通うのが何より楽しみな娘の姿を取り戻すことが
何よりも大事なことでした。

数日もすると娘はいつものペース以上に、
スイッチが入ったな、と思うくらいに勉強に向かうようになりました。
苦手な理科の計算や算数の図形はSS特訓テキストを3周して
理解できるようにしていたようでした。
そんな娘を見ていて、3年間受験に向かってやってきたのだから、
もう少しチャレンジしてもいいんじゃないかという思いを抱くようになりました。

娘とよく話し合い、第1志望とは別に、
チャレンジ校として豊島岡を受けることを決めました。
それからは、ひたすらチャレンジ校に向かって、
あきらめずに過去問などを1月末のギリギリまで解いていました。
前日も豊島岡の算数を解いていたくらいです。


親として心がけたのは2つだけです。
1つは体調管理で、とにかく風邪などを引かないように
上の子も含めて家族全員が感染対策を徹底していました。
また好きな食事を作って食べさせるようにしていました。
適度に気分転換の時間を作りメリハリをつけて、
早く寝るように声かけをしました。

もう1つは、なるべくマイナスなことは言わない、ということです。
また間違えたの!ではなくて、本番じゃなくてよかったね、というように、
本人がネガティブにならないように気をつけていました。
親ができることは本当に少なく、
まだ12歳の子供が厳しい競争に挑もうとしているのだから、
応援するしかないと思っていました。


ですが、親も悩み、不安に押しつぶされそうになることもあります。
子供が落ち込んでいるときなどは、特に親にとってもつらいものです。
そんな時はいつも阿部先生にメールかお電話をしていたように思います。
どこを重点的にやっていくのか、この学校は何年分の過去問をやればいいのか、
などなどいつも的確に、具体的に答えてくださいました。

10~11月頃に第1志望を変更し、チャレンジ校として豊島岡を受けることを
お話した際にも、その判断を後押ししてくださいました。
阿部先生と話していて、いつも一番心強かったのは、
どんな時も娘のことを信じてくださったことです。

これはなかなかできることではないと思います。
そのブレない言葉・姿勢はとても頼りになるものでした。
また頑固な娘も阿部先生の言うことなら不思議と受け入れて、実践していました。
本当に心から感謝しています。
ありがとうございました。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

まず申しあげたいことは、「チャレンジ校」という言葉が
驚くほどひたすら連発されていますが(笑)、
全然そんなことはありません!ということです。

豊島岡は確かに最難関校ではありますが、
お子さんは順当に合格するだけの力を備えていました。
僕が個人面談であれだけ豊島岡を推していたのに、
直前まで足をお運びになっていなかったことに驚いたほどです。

豊島岡はお子さんにピッタリの学校です。
そこに送り出せたことを心から喜んでいます。


「親ができることは本当に少なく、
まだ12歳の子供が厳しい競争に挑もうとしているのだから、
応援するしかないと思っていました」

という言葉に、この1年間のお母さまの接し方のよさが詰まっている、と感じます。
いつも笑顔で、お子さんを主役となさっているから、
あれだけの子が育っているのだと思います。
お兄ちゃんも素晴らしい少年(もう青年?)でしたし、
ご家族の発展に関われたこと、こちらこそ感謝いたします。

阿部

2023年