幸せな中学受験

Nさんのお母さま(2023年度/東洋英和女学院中 進学)

阿部先生(我が家とWisard母友の間では、密かに推しと呼んでいます)
畠中先生(は高貴な雰囲気すぎるので畠中先生と呼んでいます)

お世話になったWisardの先生方、
一緒に切磋琢磨してくださった14期生の皆さん、
かけがえのない時間をありがとうございました。


推しは推せるときに推せ!という名言がありますが、
娘にとっても、6年生になってからは1分1秒でも長くWisardにいたい、
好きが止まらない、そんな日々だったようです。

個人的にはいわゆる「推し」の定義としては、
厳しい現実世界に夢と活力をもたらす尊い存在だと考えています。


阿部先生(推し)は 体験授業でお世話になった時から
入試結果報告の最後まで、SAPIXのテストで上手くいかなかった時も、
学校で嫌なことがあった時も、とにかく娘に対していつも肯定的で、
前向きな言葉をかけ続けてくださいました。
(しかし母親からの電話は基本、塩対応です)


正直、娘の成績は安定とはかけ離れたものでした。
それでいて、理想は高く、先生にはいつもご心配をおかけしていたのですが、
6年の夏頃にはもう受験は成功したな、と思っていました。

理由は、Wisardでの授業を通して、
理解すること、追究すること、自分でできるようになることの楽しさを知り、
これから先も、勉強を続けることを前提に、
自分の未来について考える娘の姿があったからです。

これは、阿部先生に出会わなければ、
たどりつけなかった価値観だと確信しています。

どんな学校に進学したとしても娘は大丈夫だ、
と早い段階で安心することができました。


「勇者たちの中学受験」という本について、
最後の面談のときに話題になったのですが、

「やられたー、と思いましたね。題名に」
「中学受験をする子供たちを、本当に勇者だと思っているので!」

と阿部先生は超絶真っ直ぐに、
答えていらっしゃいました(とにかく尊い)。


そんなふうにいつも子供たちの目線で、真正面から向き合う、
優しい阿部先生と過ごした時間は、これから先も娘の胸の中で、
ただ辛かっただけではない、中学受験のあたたかい思い出として
残り続けることと思います。


あと、ほんとうに2月の連戦では、我が娘も勇者のように見えました。
お世話になったWisardの先生方に
どうしても第1、せめて第2志望校の合格で恩返しをしたかったようですが、

その想いが強すぎて、これまでにないくらい
大好きな算数で緊張してしまったようです。

辛い結果を受け止め、ひとり静かに泣いて、
腫れぼったいまぶたで翌日も戦場に向かっていました。

そんな姿に親としてどんな言葉をかけてあげたらよかったのか、
今でも正解はわからないです。
私が感情を表に出すなんでおこがましいな、
と思わせるような娘の姿でした。


2月3日に娘はしっかりと自分の力で、
納得できる進学先を掴み取りました。

また、問題との相性はよくないけれど、
過去問を頑張り続けた学校の繰り上げ合格の連絡もいただくことができました。

これまで積み重ねてきた努力に自信が持てる結果を得られたことが
何よりも嬉しかったようです。

春から素敵な制服をまとった娘の姿を見られるのが、とても楽しみです。


もうWisardに通えないと思うと寂しすぎますが、
先生方の誇れる生徒であるよう、これからも努力を重ねて参ります。

Wisardのおかげで、とても幸せな中学受験生活でした。
感謝してもしきれないです。

推しの素晴らしさについて語ろうと思ったら止まらないのですが、
これくらいにしておきます。

本当にありがとうございました。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

そこまで推していただける働きをできたかどうか、と思いますし、
いただいたお電話に塩対応をした記憶もないのですが、
とにかく心のこもった体験記を、ありがとうございます。

娘さんが中学受験という岐路に納得のいく準備ができ、
春を楽しみに東洋英和に進める形になったことを喜んでいます。
勇者として臨んだ中学受験、よく頑張りました。


お子さんが窮地に陥ったかに見えた2月3日は、
東洋英和の校門前に飛んで行ったのですがあえなく見逃してしまい、
そこから見事に2連勝。

さらに「2月3日もしも会っていたら、合格していなかったかも」という、
らしい言葉もいただき、よい形で送り出すことができました。

彼女の成長をサポートすることができたのは、
ご家庭が大切なお子さんをWisardを信頼してお預けいただいたからこそです。
周囲が思う以上の向上心を持った賢い子ですから、
さらなる成長を楽しみになさってください。


最後に1つだけ。
もうお子さんは自ら成長する段階になっており、
ご家庭が教えを授ける場面も少なくなってくるはずですが、
「Wisardに近づいてくると、15mくらい前から笑い声でわかる。
しかも、教室の前をうろついているのが、足だけ見えている。
それでは、例の〇〇〇と同じになるから、
教室に来る場面があれば、もう少し静かに来なさい」
と伝えておいてください。

阿部

2023年