1月の勝者

Nくん(2023年度/ラ・サール中 進学)

ぼくは、算数しかできません。
他の教科はまるでダメ。
社会に至っては、底辺ともいえる状況でした。

受験が迫った11月。
ぼくはとうとう、奥の手を使う事にしました。
それは社会を完全にあきらめる事でした。
社会に費やしていた時間を、他の教科にまわす事にしたのです。
2年ぶりに、家に国語、算数を勉強するようになりました。

Wisardでも、国語・算数の演習時間が増えました。
すると、国語の力が急速につき、過去問で高得点が取れるようになりました。

算数に関しては、更に磨きがかかり、絶対的な自信を手にしました。
こうして、1月の受験にピークをもっていく事ができました。


受験は、西大和学園からのスタートでした。
受験校の中で最難関の学校ですが、落ちる気はしませんでした。
社会を除いた3教科受験が可能だからです。
わざわざ、3教科受験をするために岡山まで足を運びました。
結果、国語・算数の2教科だけで、合格最低点まで10点に迫り、
合格を勝ち取る事ができました。
これ以上ない、よいスタートでした。


その後、更に2校の合格を重ね、1月末にラ・サールを受験しました。
ラ・サールは、鹿児島まで学校見学に行くほど、志望度の高い学校です。
4教科受験が必須ですが、自信をもって試験に臨むことができました。
算数は完璧な出来でした。
社会も意外にできた印象でした。
結果は合格。


こうして、1月を4戦全勝で終える事ができました。
ぼくは、1月の勝者でした。


残すところは、2月1日の駒場東邦のみでした。
既に、志望度の高い西大和学園、ラ・サールに合格していたため、
楽な気持ちで受験する事ができました。

国語・算数はこれまでで最高の出来でした。
理科もそれなりにできました。

しかし、やはり社会が・・・。
全く、記述が書けませんでした。

それでも、他の教科でカバーできたと思っていました。
しかし、中学受験はそれほど甘くありませんでした。

合格発表時、期待して開いたPCに、合格の2文字はありませんでした。
ぼくの受験は、4勝1敗で幕を閉じました。


しかし、悔いはありません。
むしろ、結果に大満足です。
Wisardの先生方のおかげです。
ぼくは、Wisard始まって以来、初めてラ・サール中に進学する生徒になりました。
畠中先生の後輩です。

6年後、逞しく成長した姿を、Wisardで見せたいと思っています。
阿部先生・畠中先生をはじめ、Wisardの先生方、
貴重な3年間をどうもありがとうございました。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

「らしい」体験記、笑わずに読むのが難しかったです(笑)
君がうちではほとんど勉強せず、教室だけで取り組んでいることを
心配したことはありませんでした。

勉強は結果だけで判断されること、
その結果を受け止めるのは自分だということをよくわかっていて、
「結果さえだせばいいんでしょ?」と言わんばかりの姿勢を、
むしろ頼もしく思っていたくらいです。


算数は解答に力ずくで迫る馬力を持っており、
スマートな解法も貪欲に吸収して、
(ただラクに答えが求まるのがよかっただけ、かもしれないけれど(笑))
完璧に仕上がっていました。

君は素晴らしい力を持っています。
九州の6年間、充実したものにしてくださいね。
絶対に〇〇にならないこと!!

阿部

2023年