繰り上げ体験記

Sくん(2023年度/開成中 進学)

僕がWisardに入室したのは6年生の初めだった。
初めは怖かった。

知らない「アベ」という先生が出てきて、いきなり「お預かりします」
などと言われたら普通は誰でも怖がると思う。

そして、授業で「いつも静かなの?それとも今日は控えめ?」
など言われたらどうだろう?
「緊張しているからに決まっているだろう!」と言い返したくなる。


さて、前置きはこのくらいにしておいて、
これからは「ですます調」を使って書きたいと思う。
イヤミなどもたくさんいうので読みたい人はぜひ。

まず、今僕が書いている合格体験記についてです。

Wisardの授業が終わると「ある日」があるのですが、
その日の持ち物になんと合格体験記があるのです。
これ、おかしいと思いませんか?
強制されている感じがしますよね。
まさに批判の気持ちでいっぱいです(ウソ)


でも、阿部先生との授業は、とても楽しいものでした。
いつもわかりやすさと面白さを追求する授業スタイルと
実戦的な解法のおかけで、とても楽しく授業を受ける事ができました。

そしてその楽しい空間で、実戦的な力も身につけていけたのだと思います。
最高でした!
これからも教室に行きたいと思います。


そして国語を教えてくれた畠中先生。
僕はいつものテストでものすごく悪い点数を取ったときにも
自分はできるのだ、という事を教えてくれて、とても励みになりました。

ちなみに、過去問演習の記述のときに文法がおかしいことを
たまに注意されたりしたのですが、この体験記では文法はどうでしょうか。
(先生たちへの不満は除いてください)

何か間違っていたら、次にWisardに行ったときに教えてください。

また、あとで書こうと思いますが、
城北中学校で激励に来てくれて嬉しかったです。
お忙しい中、ありがとうございました。


次に、Wisardについてです。

最初はキライでしたが、鬼の演習や地獄の知識プリントなどを通して、
授業がとても好きになりました。
(実は開成の合格は、Wisardに初めに電話しました!)

また、アベブログ(通称アベブロッコリー)では、
新校舎を作るなどと言いていますが、
それより本拠地の南浦和校の地面をきれいにしたり、
音の鳴る机を新しいものに変えたり、
南浦和校を大きくした方がよいと思います。
その方が一人一人の生徒をよくみれると思います。
まとめると、今の二校舎で学習環境を良くしよう!!ということです。


さて、今までWisardに関することをたくさん書いてきましたが、
自分の受験に関することも書いておこうと思います。

自分は開成中学校を第1志望校として、
2年生から(がんばったのは6年生だけ)勉強をはじめました。

はじめは少しも良い成績が取れず、
偏差値40台で低迷していました。
3年生からは50台になってきました。

このように偏差値67に届きそうにない自分でしたが、
5年生に原因不明の成績急上昇という現象が起こり、
自分の偏差値が60前半(本当に60.0くらい)に乗り、
なんとαコースに入ることができました。

そして5年生の前半はα2を維持していましたが、
良いことあれば悪いこともあるという事で後期には、
原因不明の成績急降下が起こり、
α2からα3にまで落ちてしまいました。
そして、α2α3の昇降を繰り返しました。

そして6年生の最初にはコロコロちゃんにかかってしまい、
塾を休むという痛恨のミスを犯してしまいました。

それもα3。
それから先もα2とα3の昇降を繰り返し。
後期に入っても成績が不安定で、偏差値が60前後でした。


こんな成績で開成はムリだろ!!と思う方がいると思いますが、
自分が開成に受かることができたのは2つの原因からです。

①算数が弱い

自分は10月ころから65前後だった算数が平均点を下回るという大事件が起こり、
それから先はとにかく算数ができませんでした。

ではなぜ算数が弱いから受かったというと、
2023年度の問題は20年に一度レベルの簡単さで、
自分が塾の練習の時より100倍も良い点数が本番で取れたからだと思います。

なので、今回は算数を得点源としている人にとっては差があまりなく、
厳しい年度になったと考えられ、主に国語が勝負の鍵となりました。


②国語が強い

自分は国語が強いです。
そのため、①で書いたように2023年度の国語勝負では、
勝つことができました。
畠中先生、今までありがとうございました。


③開成の傾向に自分が合っている 

自分がどれだけ国語ができるとしても、
偏差値60では67の開成に受かるわけがありません。

ではなぜ自分が開成に合格できたかというと、
開成の傾向が自分にあっているからです。

合格するには国算を強くして、
理社の基礎を完璧にするということが一番大事になります。


さて、1月・2月の受験当日についてもふれていきます。

自分は栄東以外はホテルに泊まっていました。
自分がゴリゴリの夜型でした。
そのため、とにかく、夜は眠れず、朝は起きる事ができませんでした。
なので、テスト当日は21:00にベッドに入ったのに、
眠れたのは23:00頃だったほどです。

そして、自分は開成の受験当日はとても緊張していました。
そこで自分を助けてくれた人は、カメラマンです。
自分はカメラマンが来るとピースをしました。
すると緊張がなおったのです。

なので、みなさんも受験当日は写真をたくさんとりましょう。

以上、受験体験記です。
Wisardの先生方今まで本当にありがとうございました。
これからもたまに行きます。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

2023年度で一番の、すごい長文をありがとう。
君のアツい思いが、ひしひしと伝わってくる文章ですね。
(文章は日本語を50か所くらい訂正しましたけれど…………)

ほんとうに賑やかで魅力ある少年で、声も身体も誰よりもデカく、
存在感抜群でした。
君と会ったことのある人は、君のことを一発で覚えると思います。
緊張の朝、カメラマンにピースを決める君の姿が目に浮かびますよ。
僕もきっと絶対に忘れないでしょう。


入試スケジュールはとにかく強気でしたから、
ずっと心配でしたけれど、よく頑張ったなあと感心しています。
開成中の合格をつかむことはカンタンなことではなく、
君があきらめず、1年間最後の最後まで戦い抜いた結果です。
その誇りを胸に、6年間を過ごしてください。
君のいまのキャラクターが、どんな大人物に育つのだろうと、
楽しみにしています。

阿部

2023年