Wisardでの経験と本当の敵

Hさん(2023年度/日大豊山女子中 進学)

私は5年生の時に、Wisardに入りました。
入った最初の頃の私は、算数も国語もできない状態でした。
それでも野村先生や畠中先生に教えてもらい、がんばりました。


けれど、私は学校での友達関係などがうまくいかず、
SAPIXやWisardなどに全く行けなくなった時期がありました。
そして、ようやく落ち着いて塾に行けたのは5年生の夏休み中でした。
夏休み中は阿部先生に追加授業を入れてもらって勉強しました。

そして、その夏休み中にはすごく仲の良い友達などがたくさんできて、
心の支えになりました。
(阿部先生は「友達など塾には必要ありません」と言っていましたが……)


6年生では塾のテンポが徐々に上がっていき、ついていくことが大変になっていきました。
成績も徐々に下がっていき、SAPIXでも下の方のクラスになりました。

授業中に阿部先生に「こんな問題もできないの?」とため息をつかれてしまい、
心が折れそうになった時もありました。

それでも自分の第1志望の学校へ行く近道だと思い、頑張りました。
(阿部先生のたまに入る雑談も面白かったので、少し心の支えになりました)


そして受験本番、会場では少し緊張しながらテストを受けました。
結果は残念ながら、第1志望の学校に行くことはできませんでした。
けれど、第3志望に受かり、そこに進学することができます。
その学校も行きたい学校だったので、うれしかったです。


最後に。

私は第1志望の学校に1日目・2日目落ちた時は、
「もう諦めよう」と思ったけど、がんばって3日目も行きました。

結果はダメでしたが、みなさんも絶対諦めないでください。
諦めたらそこで試合終了です。
そして、本当の敵は自分自身です。
(決して本当の敵は阿部先生ではありません)

今までのがんばりがきっと自信につながります。
だから、少しでも前の自分を超えられるように頑張ってください。
それと、今まで支えてくれたお母さんやお父さんなど家族や友だち、
そして先生にはとても感謝しています!

ありがとうございました。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

最高の体験記をありがとう。
パソコンで打ち直してしまうのがもったいないくらいキレイな字で、
とても前向きなメッセージが、最高です。

前向きすぎて、第2志望校に繰り上がったのに、
すでに進学校を心に決めていてお断りしたことも、
君らしいと思います。


勉強がきつい時も、いつも元気に取り組んでいた姿を知っています。
お母さんからは布団をかぶって、部屋から出てこなかったと聞いた直後でも、
教室にはやる気で来てくれました。

「こんな問題もできないの?」の時のこと、
僕もよく覚えています。

今だからこそ言えることですが、
今では瞬殺できるであろう激カンタンなつるかめ算を君が忘れていることに
崩れ落ちそうになりつつ、内心でしまった、心ない対応だった、と心から悔いていました。
次の授業にも君がエネルギッシュに出席してくれて、安心したことは忘れられません。
おかげで危なく敵として認定されるところでしたが……。


中学校ではきっとたくさんの仲間ができて、
楽しく過ごせるはずです。
ぜひ、夢中になれるものを見つけられる6年間にしてください。
できればK-POPアイドルではなく、
ジャニーズでもなく(笑)、一生ずっとできるもののヒントを見つけてくださいね。

阿部

2023年