4年生は中学受験に向けたカリキュラムが始まる学年です。
算数では、子どもたちは急速に数に強くなっていきます。
例えば、
「面積が144㎠の正方形の1辺の長さを答えなさい」
という問いがあったとして、初めは驚くほど多くの生徒が「36㎝」と答えます。
そして、夏休みを過ぎたあたりでは、驚くほど誰もその答えを書かなくなります。
平方数という概念が、感覚的に身についていくからです。
十分な理解に至る生徒が多いのは、感覚的に扱いやすいだけでなく、応用範囲が広くて頻出だからですね。
さて、そんな「平方数」を扱っていたときのこと。
ある生徒がこんなことを言い出しました。
「先生。
平方数はゴロ合わせで覚えるように習いました。
17×17=289 いいないいな2泊
とか、
18×18=324 いやいや、3人よ
とか。
もともと何回もやっているから、自然と覚えちゃっているので、別にいらないんですけれど、そうやって覚えたほうがいいんですか?」
この問いに対して、どう答えるのがよいでしょうか。
「そんなのあるんだ。
正直、初めて聞いた‥‥‥。
うーん。
聞いている瞬間だけでも、笑えたらいいんじゃない?
君のいう通り、625くらいまでは、普通に勉強していたら勝手に覚えてしまうようになっているよ。
それに、算数は暗記しようと思ったら、ダメだから。
いつも言っているでしょ。
できるだけ覚えなくていいように教えてるつもり。
だから、算数の学習の中に「暗記する」っていう段階があること自体がつまんないし、あまりためにはならないと思うよ」
このような形で答えました。
正直、あんまり好きな教え方ではないなあ、とモヤモヤします。
そして、ルート2 3 5 あたりは自分も確かにゴロ合わせで覚えているなということに気づき、さらに気分が悪くなったときのこと。
ある生徒が口を開き、そんな気持ちを吹き飛ばしてくれました。
「じゃあ、先生こんなゴロ合わせはどうですか!!!!
不完全変態の昆虫です。
吹っ飛ばせゴキブリ、
スズキカマ子ちゃん!!」
ふっ 不完全変態
と トンボ
ば バッタ
せ セミ
ゴキブリ これはそのまま(笑)
すず スズムシ
き キリギリス
かま カマキリ
こ コオロギ
ちゃん これは意味なし
だそうです。
うーん、とりあえず、なんかウケますね。
飲み物を飲んでいる時でなくてよかった‥‥‥。
フレーズが面白すぎる(笑)
まあ、理科の暗記単元ですし‥‥。
これだったらいいよ!!
使ってもいいんじゃない?とはちょっといい加減すぎるでしょうか?(笑)
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阿部先生 こんばんは
我が家でも、スズキカマ子ちゃんにお世話になっております。
次女曰く、『ちゃん』は『ちゃんと覚えよう』とのことみたいです☆
限られた小学生の中では、有名人ですね!(笑)
>2581さん
やっぱりご存知なんですね。
確かに、これを教えてくれた生徒も日能研生でした。
日能研生の中では、メジャーなゴロ合わせなのかもしれません。
僕もブログで文章にしたりして、記憶をつなげているので、墓場まで持っていけそうです(笑)
そういえば申し上げていませんでしたが、歩幅の問題はちょうどいま登場したところでしたね。
阿部先生 おはようございます
歩幅の問題に入ったのですね!(ホント、毎度、分かっておらず…)
いつも、ありがとうございます。
今朝取り組んだ図形問題が、テストで解いた問題と同じだったようで、日能研のカリキュラムとTacticsを並行して取り組むことで、予習と復習がいつの間にか出来ていることが分かりました☆
日能研の受験生にもおススメ出来ると言えそうです!
>2581さん
Tacticsの図形パートと解法パートは、確かに日能研の予習になってしまっている面もあるかもしれません。
講義の予習をすることは中学受験に携わる講師の性としてあまり好まないのですが、
日能研 本科教室の図形のスピードは明らかに遅すぎるため、ちょうどいいバランサーになっていることを願います。
ただし、受験勉強で一番大切なのは復習です。
習うことをあらかじめ知っていることよりも、マスターして使いこなせるようになることを目指していきましょう。
阿部先生 こんにちは
そうですね!
『マスターして使いこなせるようになることを目指して』行きます☆
いつも、ありがとうございます。
>2581さん
こちらこそ、先日は修正点を指摘していただき、ありがとうございました。
答えではなく、答えを出す方法を学ぶきっかけにしていただければ幸いです。
かっ飛ばせゴキブリ