【注意】
〇〇には、アルファベット2文字を入れてお読みください。
2月1日は運命の1日
中学入試は大学受験と違って、1回だけ。
12才の2月1日は一生に1回しかなく、
順当な結果と番狂わせといえる結果がいりまじります。
中学入試に携わる仕事をしていると、つくづく
「運命の1日」
だなと感じます。
2020年に送り出した生徒たちも、
その運命の1日とそれに続く数日間をよく頑張ってくれました。
2020年も番狂わせが。
その生徒たちの中で、
「この子は絶対にどこの学校にも受かる。
何を賭けてもいい」
と思える生徒で、2月1日の合格をもらえなかった女の子がいました。
入室以来、
「抜群に賢い。ものが違う」
という評価は算国ともに一度も変わらなかった生徒でした。
あらゆる学校の合格確率が80%でなかったことは、
年間通してほとんどなかったと思います。
わかりやすいところでいうと、
学校別SOの偏差値は第1回が68、第2回が71でした。
特に国語は過去にWisardでお預かりしてきた生徒の中でも最高の成績で、
完全に飛び級レベルの強力な読解力。
算数についても、申し分のない状態に仕上がっていました。
2月2日。
午後激励のため、外を移動中に2月1日の結果の連絡をスマートフォンで見たのですが、
まず自分の目を疑い、言葉を失って立ち尽くしました。
2月2日に受験した第2志望校は見事に合格していたため、
結果的に5年生の時点での第1志望だった学校に進学することになりました。
第1.5志望のような感覚。
第1志望校と第2志望校の志望がかなり接近していたことは、とても幸いでした。
かなりカラーの異なる2校でどちらへの進学も魅力があるため、
よい結果で終わることができたと思っています。
6年後、16年後が本当に楽しみです。
あの子なら、進学した中学校でその才能に磨きをかけ、
世に出て大活躍すると確信しています。
怒りよりもむしろ。
さて、我々は入試に向けて準備する姿を間近で見ており、
能力もかなり正確に把握している生徒を中学入試に送り出しています。
心から応援しており、さらに合格するだけの十分な力を備えている生徒が
不合格をもらってしまうことは多くの場合、
塾の先生にとって非常に腹立たしいことのはずです。
しかし、この生徒の場合は不合格にしてしまった中学校に対して、
怒り
よりはむしろ、
同情
を覚えるほどです。
どんなことがあっても取るべき生徒なのに、
これほどの生徒をみすみすライバル校に送り出してしまうとは、
お気の毒としか言いようがありません。
そして、彼女に入学してもらえた中学校には、
「よかったね!!
ラッキーだったね!!!」
と肩を叩いてあげたいような気持ちです。
2月1日に受験した中学校がそのミスに気がつくかどうかは、
20年たってみないとわかりませんが、
「今に見ておれよ!!」
という気持ちでいます(笑)
正確には、
同情「さえも」
覚えている、という感じです。
長くなりました。
もう少しだけ、後編に続きます。
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Pさま こんばんは。
中学受験って、そんな磐石な実力を備えた優秀なお子さんでも番狂わせが起こるものなのですね…
(第一志望に進学するって、ほんの一握りなのだと実感いたします。)
そう考えると、第一志望に合格しないありきで対策、戦略を考えることになり、もはや、それは、第一志望ではなくなるのでは?とゴチャゴチャ考えちゃうこの頃です…
そんな感じです。
ではでは、それでは。
>匿名さま
Pさま、、、、?
え、誰なんだろう、、。非常に気になる、、、。
きちんと準備し、作戦を立てて臨めば、
中学受験は第一志望にきちんと進学できる入試です。
一方で、一発勝負の怖さがあることも確か。
だからこその運命の一日なのだと思います。