苦?楽?しかった受験

Nくん(2020年度/麻布中 進学)

僕は麻布中学校に合格することができました。
本当にありがとうございました。

正直、夏期講習や冬期講習はWisard→SAPIXの流れが多い+算数で取れない+得意な国語でも取れないが続き、とても辛かったです。
でもWisardからSAPIXに行く道中にみんなとじゃれあったり、お昼ご飯の時みんなで先生のグチを言ったりすることが心の支えとなり、頑張ってこられました。
今から考えると、そこで踏ん張っていなかったら絶対に合格できていなかったと思います。

また、火・木・土+日or水という日程であり、眠くて眠くてしかたなかったです。
学校が16時に終わる関係でいつも行く前はバタバタしている中で、ダッシュで帰ってきてから5分でも7分でもアイマスクをして眠気をとっていました。
(1度だけ、Wisardの演習で寝てしまった笑)


そんなこともありながら、僕は麻布コースに入りました。
麻布コースは校風通り!?なのか。
サピでも有名な問題児(僕も)がたくさん集まっており、下ネタも出るわ出るわで、とてもうるさかったです。

さて、Wisardの話を忘れていました。
国語なんて、ずっと腕をガリガリしていました。
阿部先生は空気が真面目になってきたところでおちゃらけたことを言い出し、僕がふざけようと思うと「コラッ!」とか「ハイッ!」とか言って、静かにさせるので気をつけてください。


そんなこんなで、入試前日を迎えます。
僕はWisardから激励の手紙をいただき、昂ったところで頭痛・腹痛・気持ち悪さが襲ってきて、頭がおかしくなりながら寝ました。
1・2日の夜はずっと母に、
「受かってるかなー、受かってるかなー、やっぱり落ちたかな」
と連呼していました。

そんな中、麻布の掲示板に番号があった時は、人生で1番嬉しかったです。
楽しかったのか、苦しかったかのかは分からないけど、良い経験をさせてもらったWisardと母とSAPIXと家族に本当に感謝です。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

冬の面談での、お母さんとの会話です。

「渋谷幕張、受験ですか。
うーん、ちょっと厳しいと思います。
ただ、彼のことですから1校くらい不合格になった方が、気が引き締まるでしょう。
そのつもりで受けてください」

合格。

「1日の麻布は大丈夫です。
ただ、2日の渋渋はおそらく×だと思います。
3日の海城も油断できませんね。
まあ麻布は合格するので、別に問題ありません」

全て合格。

……。
僕の予言をことごとく、覆してくれましたね。
お母さまが「あの先生の言うことは、ほとんどハズれたよ」と吹聴しているのではないかと不安になるほどです(笑)
素晴らしい全勝優勝、お見事でした。


1年間見守ってきて、実力はもちろん確かなものなのですが、何より評価できるのは君の勝負根性だと感じています。
たしか、夏期講習でアイスを賭けたチーム戦をしている時だったでしょうか。
ルールの矛盾と自分のチームの劣勢に腹を立てた君は目に涙をためて怒り出し、不公平を叫んで譲りませんでした。
そして、いったん自分のチームがトップに立つと、ルールを絶賛し、文句を言おうとするチームを僕に代わってやりこめてくれました(笑)
君は忘れているかもしれないけれど、記憶に残るエピソードでした。

「やる時はやる」
「いざという時に、一歩も引かない」

ということは本当に大切なこと。
麻布での6年間で、さらに成長してくださいね。

阿部

2020年