重かった足どりがいつしか。

Iくん(2020年度/開智中 進学)

ぼくがWisardに入る時の成績は、笑って人に話せるようなものではありませんでした。
勉強から逃げ出したいという気持ちばかりで塾の授業も聞かず、自室で机に向かうとこっそり本を読んだりし、ただ時間が過ぎるのを待っていただけでした。

そんなぼくがWisardに入塾し、初めのころは気を抜くことができない雰囲気がつらく、また自分がいかにできないかを思い知らされる時間が苦痛でした。
南浦和駅からのゆるやかな坂を上る足取りがいつも重く感じられたことが、最近のことのように思えます。


そんなぼくのことを先生方は厳しく、また厳しく、さらに厳しく、ごくまれにほめてくれました。
そこからのぼくは問題を解く嬉しさや、少しずつではありますが成績が上がる喜びを感じられるようになり、あんなに重かったWisardへの足取りも軽くなりました。

それからはひたすら走り続け、駆け抜けた2年間でした。
行く中学校がないのではと不安に思うこともありましたが、無事に合格をもらうことができました。
ぼくにとっては、つらく長い道のりでしたが、中学受験をして本当に良かったなと思える結果となりました。

最後まで応援してくれた先生方に、心から感謝しています。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

結構飄々と通っていたように見えていましたが、最初はお母さまと坂道を歩きながらそんな思いを抱いていたとは……そんなに厳しかったですかね(笑)
もちろん少しでも有意義な学習時間を過ごしていただきたいからではあるのですが、Iくんの場合は、持ち前の理解力を生かしきれていなかったから、というのもあります。
「言われればわかる、でも解けない」という悔しい状態を少しでも減らして「言われなくても解ける」につなげていくためのお勉強が、Wisardでできたのではないかと思います。

隙あらばサボろうとする子であったことはお母さまからもうかがっていましたが、あなたの美点は、高いプライドを持っていることです。
「自分はこの程度では終われない」という気持ちが、これからもあなたを成長させてくれることでしょう。
開智でも、さらに上を目指して有意義な6年間を過ごしてください!

畠中

2020年