地獄から天国

Mさん(2020年度/豊島岡女子学園中 進学)

私は今、‘Wisardロス’に陥っています(‘サピロス’は特にありません)。
それくらいWisardは楽しかったです。
私がWisardに通い始めたのは5年生になる2月のことです。
国語はずっと得意科目でしたが、算数の成績が安定せず、5年生からは難しくなると聞いていたので、不安がありました。

しかし、Wisardに通い始めてからはそれまで時間がかかっていたSAPIXの算数の宿題も、あまり時間をかけずに解けるようになりました。
Wisardの1番良いと思うところは、先生方がたくさん褒めてくださるところです。
テストが悪かった時も、面白く励ましてくださり、次のテストへ気持ちを切り替えることができました。
受験が始まり、1月校は順調。
五分五分だと言われていた渋谷幕張にも受かったことで安心し、すっかり油断してしまったのだと思います。

豊島岡受験の帰路、車中の午後1時。
2月1日の第1志望校に落ち、一瞬にして地獄に落ちました。
豊島岡合格発表までの間、合格してからやろうと思っていた人生初のゲームをして気分転換。

そしてやってきた合格発表の午後7時。家族で息を飲んで見守り、結果は合格。
これまた、一瞬にして天国へ。
阿部先生に合格の電話をした時に喜んでくださったことがとても嬉しく、はっきりと覚えています。
以前は豊島岡を第1志望にしていたこともあり、今ではこの結果に満足しています。


〈後輩の皆さんへ〉

算国はWisardでなんとかなります。
だから、油断したことで第1志望校に落ちてしまった私のような失敗をしないよう、理社の知識の確認を怠らず、最後まで頑張ってください!!

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

少し勘違いしているようですが、Wisardは生徒をそんなにたくさん褒める教室ではありませんよ!!
君を褒める機会がもしも多かったとしたら、君がそれだけの力を持ち、頑張っていたということでしょう。

君は、すごい力を持っています。
最後に送った手紙に、「君は自慢の生徒だ。君を誇りに思っている」というようなことを書いたはずですが、まさにそれに尽きます。

これから10年間のうちに、夢中になれるものを見つけてください。
自分の進みたい未来を自由に選ぶことができるはずです。


最後に1つだけ。
2月1日の結果を聞いて、実は僕なりに考えるところもありました。
お母さまから「心配です」というご相談を数回されましたが、僕はいつもこう答えていました。

「大丈夫です。
受験する学校は、1つ残らず合格します。
あのお子さんを落とす学校なんて、あるわけがありませんから」

お母さんに安心してもらうという意味では、その対応はまちがっていなかったと思います。
ただ、それが授業を担当する自分の油断・慢心につながってしまったのかもしれない。
もしかしたら、

「理科・社会はまだ上がる!
社会だけならEクラスだぞ!サボるな!」
「ちょっとでも気を抜いたら、本番では負けるぞ!!」

と鬼の形相で怒りまくっていたら、結果は違ったのかもしれないと思ったんです。


それも、「Wisardの一番良いところは、たくさん褒めるところ」というフレーズに、少し救われたような気がしました。
ただ、無理して褒めていたわけではないということは本当ですよ。
もしかすると、僕がそう考えることさえ予測して書いたのかもしれない、と警戒しているくらいですから(笑)

阿部

2020年